韓国語発音のホントにちょっとしたコツ | ゆうきの韓国スケッチブログ

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ソウルに住んで16年目の日韓夫婦。韓国の日常をつれづれなるままに文字や写真やイラストでスケッチしていきます。

気をつけて発音しているつもりなのに、なぜか韓国人に聴き取ってもらえない。
何度も何度も聞き返されて、だんだん自信を失ってしまう。
そんな悩みを抱えている人がずいぶん多いようです。

たしかに韓国人の「はぁ?はぁ?」という聞き返しは
ナイーブな日本人にとってはかなりの精神的ダメージを与えます。
(当人たちにとってはなんとか聴き取ろうとする一生懸命さゆえのアクションなのですが...笑)

聴き取ってもらえない日本人の韓国語を聞いていると、
ひとつの共通点を発見することができます。

それは
「口の動きが小さい」
ということ。

日本語は母音の数も子音の数も小さく、韓国語のパッチムに当たる
閉音節の発声もはるかに少ないため、あまり口を動かす必要のない言語です。
また人前で大声を出すことを「はしたない」とする文化も相まって
ほとんどの日本人はボソボソとした話し方に慣れてしまっています。

そのため韓国語を話すときもそのクセが出てしまい
とくに語尾のほうなんかは、なにを言っているのか
よくわからない感じになってしまうのです。

日本語がせまい茶室で静かにヒソヒソ話す言語なら
韓国語は青空の下、市場のおばさんと大声でやりあう言語。

韓国人ネイティブ同士の発音を観察すると
上下左右に唇がせわしなく動いているのがわかります。

とりあえず、母音をはっきり発声することからやってみてください。

「あ」と「아」は音声的にはほとんど変わりませんが
口の開け具合が異なります。
日本語の「あ」より、指一つ分ぐらい大きめに口を開ける感覚で発声すると
おどろくほど声が遠くまで響きます。

それから、もうひとつは
語尾に行くほどはっきり発音すること。

"여러분 안녕하세요 반갑습니..."
↑こんな感じでしゃべっている人がすごく多いです。
日本語もそうですが、韓国語は語尾にそのセンテンスの性格を決定づける
重要な情報が来る言語。
ですから、語尾に行くほど発音を明瞭にするように心がけてください^^
特に最後の"~요","~니다"を気持ち大きめに発音するだけでも、ずいぶん印象がよくなります。