XTERRA MTB 60k

大会XTERRA MTB 60km

開催日:2025年5月17日(土)

場所:岐阜県根の上高原

 

結果総合1位 

タイム:6時間1分49秒

 

総距離:約60km

獲得標高:約2200m

天候:雨

 

STRAVA

 

 

XTERRAでMTBレース?!

 

 

XTERRAというと”オフロードトライアスロン”というイメージですが、近年はデュアスロン、トレイルラン、MTBと単体の参加種目が増えて来ています。

 

今回は新設されたMTB種目に参加してきました。

 

カテゴリーは24kmと60km。

私は60kmにエントリー!

 

国内ではとても貴重なMTBの長距離レースが増えてくれることは、非常にありがたいです。

 

今回のコースは1周約12kmの周回コース。60kmは5周回。

 

ほぼシングルトラックでトレイル率が高く、マウンテンバイカーにとってはすごく嬉しい設定となっています!

 

今回は初回ということで出場者が少なかったですが、王滝や松野四万十に負けないくらいの楽しさ、乗りごたえを味わえる超おすすめイベント。

 

エンデュランス系マウンテンバイカーは要チェックのイベントです!

 

 

レース当日

朝から本降りの雨で、時折横殴りの強風もあり、いわゆる”悪天候”😅

 

しかしながら、そんな中でもエクステラのフルとロングの選手たちは元気にスイムをスタートしていきます。

 

自然を相手にするスポーツ。

 

雨や泥も想定し、準備して臨むのがアウトドアスポーツです。

あくまで安全第一

 

実際、雨だとネガティブになる人も少なくありません。

 

そんな時のアドバイスは

 

「とにかくポジティブになること」

 

心が落ち込むと身体にも大きく影響してしまうので、ポジティブになるだけでも大きなアドバンテージになります。

 

「今日は普段味わえない泥んこレースを思い切り楽しんでやるぞ〜!」

 

っと意気込んでスタートに並びました。

 

↓スタート前の超ポジティブな2人。

©︎AoiLab

 

15秒間隔のTTスタイルで先頭からスタート!

 

©︎AoiLab

 

意気揚々とアドレナリンマックスで泥飛沫を上げながら爆走。

 

©︎AoiLab

 

スタートから激しい雨、薄暗い環境でしたが、Airflyサングラスのクリアレンズ+レインホッパーで水飛沫が来ても視界はクリアでした!

 

開始数分で靴の中までずぶ濡れ(笑)

 

©︎AoiLab

 

しかし、興奮し過ぎたせいか、開始5分程度の分岐を間違えるという失態を犯してしまいました。

 

雨で暗い林の中で視界が悪かったのもあるけれど、前日試走もしているので、完全に自分のおバカなミスです。

 

しばらく進み、「あれ昨日と違うコースだ・・・」と気付いてUターン。

 

©︎AoiLab

 

早くコースに戻って追いつかなければ、と焦り、冷静さを欠き、滑る木の根で落車すること数回・・・。今思うとかなり情けない姿でした。

 

24kmカテゴリーの人達も含めて最後尾となり、そこから必死に追い上げ、半周ほどでなんとか再び先頭に立つことができました。

 

しかしながら、かなり足を使ってしまい既に疲労困憊(汗)

今考えると、もっと余裕を持って追い上げれば良かったと反省。

 

ここからは独走で、自分との戦い。

 

↓外部から受けるサポートは禁止なので、あらかじめ用意した個人ピットゾーン。

 

目標は、『優勝』、そしてこの『5周回60kmコースの最速タイムを出す』

来年からの基準タイムにしたいという思いがありました。

 

しかし、周回を重ねるごとに泥の状況が想像以上に悪化し、乗車区間が激減

 

©︎AoiLab

 

3周目あたりまではタイムを意識していましたが、途中からは冷え、体力、メカトラと不安材料が増えて来て、「まずは完走」という目標にスイッチしました。

 

それだけ過酷な状況でした。

 

念の為にシューズに装着したスパイクが大活躍でした。滑る押し担ぎでかなり助けてくれました。

 

途中から他カテゴリーの人達と混走。

 

皆んなで泥んこになりながら、”戦友”のような感覚でお互いを励まし合いながら、「完走」という共通のゴールを目標に共に前へ進みました。

 

©︎AoiLab

 

その中でも今回初投入したウェット/泥用タイヤMAXXIS SEVERE29x2.25は他者と比べても乗車率が多かったように感じました。雨予報を見た時から準備しておいて大正解でした。

 

 

最終周回の5周目は、まさにサバイバルモード

 

久しぶりに「まだ一周あるのか・・・」と思い、ネガティブになりかけました(反省)。↑写真の表情でわかりますね(笑)。

 

自分は冷えやすいこともあり、しっかりとエネルギー補給することが身体の熱をキープする鍵となります。

GUのドリンクミックスとジェルをメインに準備。

6時間で用意した約3000kcalをほぼ消化しました。運動中からハイカーボでしっかり補給していると身体のダメージも減らすことができます。

 

前日の試走では乗車率100%だったけれど、この5周回目は冗談抜きで3分の1くらいバイクを押していた気がします。

 

下りでも泥が酷過ぎてまさかのバイクを降りるという状況!

 

辛さすら通り過ぎて、思わず笑いながら走っていました(クレイジー!)

 

命からがら?!

 

約6時間かかって生還しました!

©︎AoiLab

 

終わってしまうと、達成感が一気に込み上げてきて笑顔になります。

 

 

こうして過酷だった部分はすぐに忘れてまたチャレンジしちゃうんですよね(笑)

 

©︎AoiLab

 

ドライだったら4時間切りを目指していましたが、それはまたの機会に!

 

おそらくキャリア史上最恐の泥ロングレースだったのではないでしょうか。

 

 

疲労感的には正直王滝以上でした

 

前日の試走時とは全く別の表情を見せた根の上のMTBコース。

これもアウトドアスポーツの面白さですね!

 

無事に優勝できましたが、今回のこの過酷なコースを走り切った全ての選手が優勝だと思います。

 

©︎AoiLab

 

強者が集まったにもかかわらず、エクステラ(3種目)のロングカテゴリーではなんと完走者ゼロという過酷極まりない結果。

これはチャレンジ精神を掻き立てられますね🔥

いつか私も3種目カテゴリーでロングをチャレンジしてみたいですね😉

 

慣れない泥で身体の力みが多く、押し担ぎなどでも想像以上に身体にダメージがキテいます。

 

明日は34kmのトレイルランニングレースを控えているので、回復できるかどうか心配ですが、回復力を高めるトレーニングもしてきたので超回復できることを期待します❤️‍🩹

 

身体だけでなく、機材へのダメージも半端なかったです。

水、泥、葉、小枝などが機材の細部に入ったりと、少なからずダメージはありましたが、大きなトラブルやパンクもなく、無事に愛車と一緒にゴールすることができました。

©︎AoiLab

 

信頼の機材と直前整備してくれたハオミサイクルさんのおかげです。

ありがとうございます。

 

外部サポートは禁止でしたが、雨の中ずっと声がけで応援してくれた妻の清子、そして応援に駆けつけてくれた大学の後輩には心から感謝です。

 

悪天候の中で大会運営をしてくれたスタッフ、MC、ボランティアの方達には頭が上がりません。ありがとうございました。

©︎AoiLab

 

そして、選手の最高の瞬間を撮影してくれたフォトグラファー碧井さんにもリスペクトと感謝を心から申し上げます。

 

今回は泥となりましたが、これもアウトドアスポーツならではの一期一会のシチュエーション

 

次回は一体どんな表情を見せてくれるのか楽しみです。

 

マウンテンバイカー、マウンテンバイクレースに興味がある全ての人におすすめできる大会です。

 

皆んなで感動のゴールを味わいに行きましょう!

 

 

たくさんの応援とサポート誠にありがとうございました。

 

まだXTERRAの戦いは終わらない。

 

翌日のXTERRAトレイルランニング34kmレースに続く

 

 

〜レース機材・装備〜

 

バイク: Canyon LUX CF SLX

ホイール:DT SWISS XRC1200 SPLINE, 30mm

タイヤ: MAXXIS SEVER 29 X2.25

シーラント:Finish Lineファイバーリンク

グリップ: ERGON GA3

グローブ: Ergon HM2

サドル:ERGON SM Pro Men

シートポスト:DT SWISS D232ONE

工具・サドルバッグ・ボトルケージ: Topeak

スペアチューブ:Tubolite

チェーンオイル:Finish Line HALO WET

 

サスペンション:FOX 32 SC

ブレーキ:Shimano XTR

ドライブトレイン:Shimano XTR, フロント34T

ペダル: Shimano XTR

ヘルメット: Limar AIR STRATOS

チームジャージ:SPORTFUL

サングラス:AIRFLY BK301 クリアレンズ

補給食: http://www.guenergy.jp

 

パーソナルスポンサー:

NEW HALE:テーピング

自転車コーキ屋
サン・クロレラ Aパウダー

HALO HEADBAND:ヘッドバンド

オルタナティブバイシクルズ

 

 

チームスポンサー:

Ergon

Topeak

Canyon
Limar
Maxxis
DT Swiss

Shimano

Finish Line

Fox

Sportful