最大風速30mオーバー。暴風下のロッドテスト。 | 井上友樹のJUMPRIZE日記

最大風速30mオーバー。暴風下のロッドテスト。


最初に言っておきます・・・。

決して真似はしないでください(笑)


でもロッド開発をする上では外せないテストなので私にはやる必要があるのです。







平均風速26m、瞬間最大風速32m(笑)

おまけに雨雨


風だけで波が大きくなかったからGOしてみた。


オールウェイク108モンスターバトルがこんな気象状況で何処まで通用するのか?


テストもしてないのに、このロッドは20mの風でも全然問題ないですよ。みたいな軽率な発言をしたくない。


どうせなら、『あくまで参考までにですが、最大風速が30mを越える中でもテストして魚も獲れました。でも真似はしないでくださいね。』と胸を張って言いたい(笑)


こいつバカなんだな。狂ってるな。でもこんなバカが開発したんだから間違いないな。

開発者としてそう思ってもらえたらとても嬉しい(笑)







さて、こんな気象条件、使用可能なルアーは当然ながらかっ飛び棒130BRのみ(笑)


オールウェイク108モンスターバトルで本気で振りぬいても風正面はMAX40mくらいしか飛ばせない(笑)


頭来るくらいにコントロールがきかない状態ではあるが、オールウェイク108モンスターバトルには普通のヒラスズキアングラーの限界レベルである風速17~8mくらいの中でもきっちりと振りぬけてコントロール出来る性能を持たせたいと考えている。その為、風速が25m平均の中でもある程度は狙い通りの釣りを成立させなければ駄目。


それでいて魚が掛かればしっかりと曲がり込んでバラシを激減させる設計。


正反対の要素が対立し合って矛盾だらけのコンセプトに感じるけど、本気で向き合えば不可能ではなく全然可能な世界だという事が良く分かった。






かっ飛び棒130BR赤金グローベリーでなんとか一本。

ブツ持ちは完全不可能な世界(笑)






かっ飛び棒130BRレッドヘッドウェーブで追加。

なんとかゲームは成立する。


10.8フィートだからなんとかなるけど、12フィート以上のロッドでは私の技量ではとてもじゃないけど振り切れません。







最後の方は風速が20mまで落ち、制御可能なレベルの海になりました。

普段であれば20mといったら限界近い風速ですが、30mの後では快適に振り切れました(笑)


かっ飛び棒130BRでこのサイズが連続で飛び出してきましたが、魚が風になびいてまともな写真が撮れません(笑)






かっ飛び棒130BRブルピンイワシ。


今回釣った魚達、5年前の私には獲れなかった魚である。

もっと言ってしまえばぶっ飛び君95Sでも攻略不可能な魚なので、かっ飛び棒130BRの完成形が見えてきていたこの一年半でようやく獲れるようになった魚達。


メタルジグ使えばいいんじゃない?

確かに飛距離は文句なしなのですが、飛ぶだけでは駄目なんです。


メタルジグでは食わせきれない魚が多すぎる。

様々な比較検証をしましたが、同じ位置に同じ角度で40gのメタルジグとかっ飛び棒130BRが入ったとする。


比較テストの結果、イメージ的にはかっ飛び棒130BRが10本引き出せるとしたらメタルジグでは1~2本が良いとこです。


理由は明確でメタルジグでは質量的な問題から浮遊感を出す事が不可能。その為、横方向へのドリフトをレンジキープしたまま演出出来ずに角度的に攻略範囲が狭くなるわけです。



※試作で作った40g前後の優秀なプロトジグがあるのでそれを元に検証







オールウェイク108モンスターバトルはこのまま行けば5月末の時点で完成度100%が見えます。


発売はおそらく11月頃になるかと思われます。



今後の計画としては5月末まではヒラスズキ一本に絞って開発を進めていきます。


6月から秋にかけてはヒラメや河川や汽水湖のシーバスに舞台を移して開発を進めていく予定です。

あとは個人的な趣味でBIGバトルに夢を追う時期でもあるのでこちらも楽しみですね♪





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そうそう。


風速30mに雨で私は正面向いてまともに釣りが出来ない状況下で、水泳帽にゴーグルつけて正面向いて貸し出したオールウェイク108モンスターバトルをビュンビュン振り切る大ダヌキ(本名:前田浩二)が約1匹(笑)


バカだな~って笑ってみてたらベビーロウディー95Sをフルキャストして約20m。

そこから足元の払い出しを横に流し、技ありの一本。見事86センチのBIGヒラスズキ釣りました(笑)

ゴーグルがなければ釣れていない一匹(笑)

お見事でした♪