⭐️昔、昔 東の国に
手児奈という
それはそれは美しい娘がおったとさ
粗末な麻の着物を着て
髪に櫛を通した事もなく
ぞうりも履かない裸足のままの
粗末な身なりだったげな
それでも
錦をまとった都の姫君も
遠く及ばないほどの美しさだったそうな
その噂を耳にして
里の男はもとより国府の役人や
都の若者までもがやってきて
彼女をめぐって
男たちの争いが絶えなかったそうな
手児奈は自分のために
男たちがいさかいをすることを
たいそう悲しみ
とうとう入り江に身を投げてしまったそうな
あぁ かわいそう
何も死ぬことはないのにね〜
ちゅうさんは
昔から
「人魚姫」と「真間の手児奈」の
お話しが大好きです
“自己犠牲の愛”
幼い頃には
理解できなかったし
今も
とうていありえんわなぁ
そんなちゅうさんですが
高校生の頃
とんでもない勘違い？
同級生のS君、O君、T君
先輩のWさん、Tさんの
熱い視線を受け………
あぁどうしょう？
みんな好き
選べない
登校するのが怖い
いっそ
転校するか？
今なら手児奈の気持ちが
分かるわぁ〜
夢みる夢子さん
思い込みの激しい妄想時代
秋の夜長
ワンコに囲まれ
ダブルベッドの中で
思わずニンマリしたちゅうさんでした