★前回に続き病気ネタでごめんなさい
待合い室での出来事です
整形外科の待合室は本当にお年寄りで溢れています
寿命が延び、小児科・産科に比べたら大繁盛?
ご近所の医院ということで知ってるお顔もチラホラ
あらぁ~○○さん ちょっと見ない内に背中が丸くなって・・・
Yさんの評判の極道娘・・・今日はしおらしくお母さんの付添い?
母娘揃って白髪頭・・・昔の面影は?
さ~っと周りを見渡すと61歳の私が一番若いくらい
隣の席の二人連れのおばはん
「朝 ふとんの中でカーネーション観てから起きて
モーニング行ってそれからリハビリにくるんだわぁ~」
「あれぇ あんたもかね 今度一緒にモーニングしょ」
何とまあ平和な会話
おばさんの特技・・・どんな場面でもお友達が作れる柔軟な心
ひ とりの白髪のおばあさんが待合室に入って来ました
どうも足が不自由らしく、杖をつきスリッパも履かず
老人特有のブツブツわけの分からん事をつぶやきながら・・・
雪 がちらつく寒さの中、カーディガンと夏物の薄い綿のパンツ
どう見ても異様な格好に皆
遠巻きに視線を合わせないようにしていました
し ばらくして待合室は私と2・3人の患者さんに減り
そこへ処置室から先程のおばあさんが出てきました
注射をしたらしく、セーター・カーディガンの
背中がめくれ上がったままでした
看護婦さん ちゃんと着せてやればいいのに・・・
例のごとく 超お節介なちゅうさん
奥さぁ~ん 背中ぁ~
カーディガンを着せ直し様子を見ていると
今度はバッグを忘れたまま帰ろうとしているので
奥さぁ~ん バッグぅ~
注:どんなお年寄りにも おじいさん・おばあさん は禁句
奥さん・ご主人とお呼びしましょうね
お話によると鳩の糞を踏んで滑って足を骨折されたそうです
付添もなく・・・
なんだかんだで
薬局にお供してお薬をもらいご自宅までお送りしました
途中 スーパーでのお買物のお手伝いつきのおまけあり
どうしてもほっとけなかったんですよね
こんなお年寄りしかも足を骨折・・・
寒空にコートもなし・・・
当然独り暮らしの孤独なおばあさんを勝手に想像してしまいました
買い物もすみ、おばあさんの案内でご自宅へ
ギョッエ~ッ
大邸宅
荷物を玄関まで運びました
ちゅうさん マジ腕が痛いのですが・・・
ちゃんと家族があるそうな
みんなお勤めらしく昼間はひとりぼっち
“甘えるなぁ~”
ときつく家族に言われているんだって
そ れぞれ家庭の事情ってものがあると思うけどさぁ~
ばあさん 足折ってるんだぞぉ~
付き添ってやる優しさはないんかい
もっと温かい服を着せたらんか~
ついつい頭にきてしまいました
お年寄りに優しい社会ってどういうことなのでしょうね?
おばあさんにお礼にと梅干と缶コーヒーを頂きました
ちゅうさんのような者に手を合わせ何回も拝まれました
後から気が付きました
ダッシュボードの上に五百円硬貨がありました
今度お会いしたらモーニング をご一緒しましょうね
もう一度 お年寄りに優しい
社会ってどういう事なの?
きょうの優れもの
亡き母に用意した介助グッズです
今は私が使っています
グリップがしっかりしていて
握力を失った私の強い味方です
わんこ の爪も切れん
わんこ の肛門しぼりも出来ん
風花 の目薬もさせん
カムバック マイ握力