【在宅介護日記】妻が失う素養や振舞い… | 若年性アルツハイマー症の妻を持つ男の介護と子育日記

若年性アルツハイマー症の妻を持つ男の介護と子育日記

要介護5・重度の若年性アルツハイマー型認知症の妻を持ち、家事と子育てしながらの介護暮らしと普段の日常と時々猫のことを綴った50代の男の日記です。

まだ素養は残っていると信じたいです…😥


妻の場合だけなのかも知れませんが…
アルツハイマー認知症が重度に進むに連れ、
大人としての素養や振舞いも失いました。

家族や友人のこと…
物を扱うこと…
自らがいる状況や状態…
歩くこと・走ること…
意思や意見を伝えること…
自分の身なりや所作…
それらが認知出来ないことは勿論ですが、

コレまで自分が身につけてきた
素養すら無くなったのです。

乱れた髪を僅かでも整えようともせず…
鼻水を啜ることも拭うことせず…
食卓テーブルに平気で座ったり…
股を広げた格好で寝たり…
大人の振る舞いが
僅かも残っていません

それは段々と失われていきます💦

食事の時も顕著になりました。

コレまでは食事が用意できて席に着かせると、
食べ始めるまで行儀良く待っていました。

でも最近は料理が目に入ると
席に着く前に既に口を大きくあけて
今にもかぶり付くような動きになります
口を開けて舌を出し早く食べたいと
まるて巣にいる鳥の赤ちゃんのような…

今食べさせるから慌てなさんな

と優しく言っても待つ素振りはありません。


少しキツく待ちなさい!と言うと、

少し驚いた表情になり、やっと口を閉じます。

↓昨日の夕飯 : 卵とじラーメン

しかし食べてる食事介助の最中は、

少し興奮気味にバクバクと食べ進めます。

それは空腹で唸りながら食べる

犬のように見えてしまいます。😥



あれほど所作や振る舞いにうるさかった妻は

いったい何処へ逝ってしまったのか…。


認知症は記憶や動作能力だけじゃなく、

人間性をも失っていってしまうのか…💦

でも時々 ひとり思い耽る様子を見ると、

妻の見えざる潜在意識の中には

まだ人間としての素養は残ってると…

そう信じたいです。



***
今日も気をつけて行っらっしゃい♫


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