岩手17歳女性殺害事件の驚くべきその後~もうひとりの梢さん~ | あげはの夢 日記 

岩手17歳女性殺害事件の驚くべきその後~もうひとりの梢さん~

こんばんは



2008年7月に岩手県で17歳の女性が遺体で発見された事件は 今驚くべき展開をみせています。



この事件の被害者の名前は 梢さん 亡くなったこの方を以後Bさんと呼びます。



犯人として指名手配されているのは 小原さんという男性で30歳くらい。

報奨金までかかっています。



小原さんは 遺体発見の翌日 自殺をほのめかす電話を最後に行方不明になりましたが 断崖絶壁で所持品が発見されたものの遺体はみつからず 警察は偽装自殺と断定しています。



この男性の家族は 指名手配に納得がいかないと 人権救済を申し立て 記者会見まで開きました。



理由は…聞けば聞くほど 疑問がわいてきて ご家族の言い分はもっともだと思われます。



事件の経過は長くて 複雑なのですが 簡単にまとめてみます。



この話には 重要な登場人物がいます。

この男性をXとします。

Xと小原さんの間には トラブルが有りました。



小原さんは このXの紹介で仕事に就いたものの 数日で仕事場から逃亡。

激怒したXに脅かされていました。



ここで もうひとりの梢さん (以後Aさんとしますが) と 関係者について説明します。



ふたりの梢さん AさんとBさんは 同姓同名で同級生 一緒に遊ぶ仲良しでした。

ある時 ふたり一緒の時にナンパで小原さんと知り合い Aさんは 小原さんとつきあっていました。



2007年5月 Xのところへ謝罪に赴く事になった小原さんは 弟とAさんを同行。

Aさんは 車で待っている事になりました。



Xのところで 小原さんは脅迫され 大変怯えていたそうです。

Xは 日本刀のきっさきを小原さんの口の中に入れ 120万円を払うように要求。

小原さんはAさんに「刀があたって 歯がカチカチいった」 と話していたそうで 信憑性を感じます。



そのうえ 念書に保証人の名前と携帯の番号を書くように要求しますが 一緒にいた弟が拒否したため 小原さんは 本人の許可なく 車で待っていたAさんの名前を書きます。



これも 指に日本刀をあてられて脅かされたそうで 当日小原さんは白いジャージ姿だったそうですが 指に傷が有り ジャージにも血がついていたと Aさんは証言しています。



しかし 小原さんは120万円を支払わず 逃げ回りました。



2008年6月初旬 小原さんとAさんは恐喝事件の被害届を提出。

Aさんの携帯にも 電話が入っていたからです。



ところが 事件直前の6月下旬 小原さんは必死に恐喝事件の被害届けを取り消そうとしています。

小原さんに愛想がつきて 実家に逃げ帰っていたAさんにも 再三 「ふたりでないと取り下げが出来ないので警察に一緒に行って欲しい」 と連絡が入っています。



そうして そのあと小原さんに呼び出されたあと Bさんは行方不明になり 3日後 遺体が発見されました。



小原さんには Bさんを殺す動悸がなく 一連の騒動もBさんは全く関係が有りません。

たったひとつの接点は AさんとBさんの名前が同じだった事。



これはひとつの推測ですが Xは小原さんに被害届けを取り下げるように執拗に要求し 困り果てた小原さんは

Aさんに接触を断られたので 同姓同名のBさんを利用して何とか切り抜けようとしたのではないでしょうか?



Xは事件後 トラブルはあったが自分が要求したのは10万円で 日本刀で脅したりはしていないと 言っているそう です。



さて 事件後 小原さんのご家族には いろいろと納得が行かない事が有りました。

小原さんは事件2日前 手に怪我をしていたのです。

病院の診察も受けていて 右手の握力が全くない状態。

当時の事を弟さんは 「箸も持てなかったので フォークを用意した」 と証言しています。



Bさんの死因は絞殺。

利き手が不自由なのに 絞め殺して崖まで運んで突き落とすなんて 絶対に単独では不可能です。



また 事件の当日 知人の家にいて アリバイも有ります。



警察の動きも不自然でした。

被害届を取り下げて貰えないので 小原さんは担当の刑事に何度も電話し 1度はお父さんが替わって 「本人が取り下げたいと言っているのだから 取り下げさせて欲しい」と言ったところ 「Xのような人間を野放しにしていると また息子さんのような被害者が出る。2~3日で逮捕するから 取り下げないで欲しい」 と言われたそうです。


ここまでは わかります。



しかし 小原さんが指名手配されたあと この刑事は 被害届は出されていないとか お父さんにそんな事は言っていない と信じられない事を言い出しました。



恐喝事件の捜査が進んでいないのに その被害者が事件に巻き込まれたとなれば 警察の失態になるからなのでしょうか。



Bさんの遺体が発見された日の早朝 Aさんの自宅にAさんの無事を確認する電話が警察から入りました。

電話を受けたAさんのお父さんは (警察は 梢さんがふたりいた事を知らないのか…)と思ったそうです。



Aさんは 小原さんから自殺をほのめかされた時 担当だった刑事に場所を告げて 行ってくれるようにと頼んだそうですが 警察が捜査した痕跡はなし。



自殺すると言っていた場所から所持品が発見されたと報道されていたので 当然 警察が必死に捜査したからだと思っていたのですが 実際はいつもその場所を掃除している 清掃員の方がみつけたそうで 崖の周囲の住民も 警察の聞き込みなどは記憶にないと 言っています。



事件の事は発生当時の報道で知っていましたし  ふたりの同姓同名の女性が関わっていた事や 小原さんのご家族の訴えも知っていましたが 今日 鳥越さんのザ・スクープという番組 (昼間だったので再放送なのかもしれません)を観て また印象が変わりました。



どうしても 桶川のストーカー事件を思い出してしまいます。



小原さんは どこへ行ったのでしょうか?

小原さんがいなくても 弟さんやAさんの証言が有るのに Xが逮捕されないのは どうしてなのでしょうか?

小原さんたちが出した被害届は どうなっているのでしょうか?



解明が待たれますし 警察には真摯に対応して頂きたいですね。