マイコプラズマ肺炎の症状・治療・予防法 | -10kg.ダイエット成功・健康と美容のための生活習慣

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生活習慣の乱れは、数値の乱れ。体内環境のバランスが整えば体型体重も整う筈。そのためには何を摂取したら良いのか記事にしています。生活習慣を見直したらあなたも素敵に変われます。

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マイコプラズマ肺炎とは


マイコプラズマは正式には「Mycoplasma pneumoniae」という名前の微生物。細菌より小さく、ウイルスより大きく、細菌にもウイルスにもない性質を持っています。ウイルスはヒトの細胞の中でしか増えませんが、マイコプラズマ肺炎はウイルスと異なり、栄養があればヒトの細胞外でも増えていきます。

また、細菌には体を保つために外側に細胞でいう膜のような壁がありますが、マイコプラズマ肺炎には細菌のもつ壁がありません。ペニシリン、セフェム系などを代表とする抗生物質の多くは細菌にある壁を壊して細菌を殺す作用を持ちますが、これらの抗生物質では壁の無いマイコプラズマに対して全く効果がありません。 この微生物は、気管や喉などの気道に感染し、主に気管から肺で増殖することが特徴です。以前は夏季オリンピックの開催年に流行することが多かったため、現在も俗称で「オリンピック病」と呼ばれることがあります。



■咳、熱、鼻水…マイコプラズマ肺炎の症状

マイコプラズマ肺炎は主に気道に感染します。呼吸系に感染すると、上気道炎・咽頭炎・気管支炎・肺炎になります。特に、肺で増殖するので肺炎を起こしやすいのです。肺炎球菌による肺炎とは違うため、「非定型肺炎」「異型肺炎」と呼ばれています。

主な症状は以下の通り。

ノドの痛み
鼻水、鼻づまり
37℃程度の微熱から39℃以上の高熱
咳、痰のからむ咳(解熱しても1ヶ月近く続く症状)
喘息があると、喘息の悪化、喘鳴(ゼイゼイ・ゴロゴロ・ヒューヒューといった呼吸)
呼吸がしにくい呼吸困難

乳幼児に感染した場合は風邪程度で済みますが、学童期頃になると肺炎を起こします。同じように大人が感染した場合も肺炎になります。免疫力が強いほど、肺炎になりやすいのです。



■うつる?出席停止? マイコプラズマ肺炎の感染・潜伏期間

感染から発症までの潜伏期間は1~3週間ぐらいで、4週間に及ぶこともあります。一度流行するとどんどん拡がってしまい、小流行になってしまいます。季節では秋から冬に多いのが特徴です。

発症年齢は8~9歳がピーク。痰や唾液、咳で人にうつる飛沫感染です。そのため、学校や会社など集団生活している環境で感染が拡がってしまいます。年齢的に、小学校や中学校での流行が多いです。大人の場合は何回も罹ることで多少の抵抗力がつきますが、免疫を長くは維持しにくいのが特徴です。そのために何年かごとに流行を繰り返します。

2~3年前にマイコプラズマにかかっていると、かかりにくいです。



■マイコプラズマ肺炎の診断・検査

血液検査で診断できます。少し専門的ですが、寒冷凝集反応が陽性になったり、白血球も炎症を示すCRPも細菌感染と違って正常か軽度上昇しているにすぎませんので、採取した血液からマイコプラズマ肺炎の抗体を測定します。血液を使って30分で判る迅速検査もありますが、検査キットを置いていない医療機関もあります。この迅速検査は、感度・特異度(※)がよくありませんので、マイコプラズマ肺炎になっても陰性であったりします。

「感度」は、病気があるときに、どれくらいの確率で診断できるかを見ます。例えば、感度90%ですと、病気の人を10人検査して、9人は陽性になります。

「特異度」は、病気が無い時に、どれくらいの確率でないと言えるかを見ます。例えば、特異度90%ですと、病気に無い人を10人検査して、1人は陽性になります。

痰を培養する検査もありますが、こちらは1週間以上かかります。遺伝子を増やして診断する遺伝子検査は、実施できる施設が限られ、一般的に検査できません。LAMP法と言う遺伝子検査は保険で検査可能ですので、設備が無い場合は検査会社で検査することは可能です。

ノドの奥をしっかりとこすってマイコプラズマ肺炎の菌の成分を検査する迅速検査があります。この検査はその日に判明して、血液の迅速検査より感度と特異度は良いです。咳がひどくないと、肺に居るマイコプラズマ肺炎がノドに付きませんので、咳のひどい時には感度と特異度がよくなります。

のどでのマイコプラズマ迅速検査で陽性であれば、マイコプラズマ肺炎として治療した方が望ましいです。

また、聴診しても肺炎を疑う音を発生しないため、肺炎かどうかは、胸部X線で診断します。本来黒く見える肺が大きく白くなっていますが、胸部X線だけではマイコプラズマ肺炎が原因の肺炎を確定することができません。いずれにしても、断定するためには血液検査を行い、マイコプラズマ肺炎に対する抗体を検査するのが確実です。



■マイコプラズマ肺炎と喘息の関係・その他の合併症

もともと気管支喘息がある場合、マイコプラズマ肺炎によって咳がひどくなり、喘息発作を引き起こされてしまうことが多いです。喘息で使用する気管支拡張薬であるテオフィリン(テオドール・テオロング・アミノフィリンなど)は、マイコプラズマ肺炎に効く抗生剤と相互作用を持つため、使用する前に注意が必要。

喘息以外にも、マイコプラズマ肺炎は肺炎だけでなく、時に脳炎や脳症(2.6-4.8%)、下痢や嘔吐などの消化器症状(8-15%)、肝腫大(8%)、肝機能異常(43.6%)などの肝炎、じんましん、多型滲出性紅斑などの発疹(3-33%)、心筋炎、赤血球が壊れる溶血性貧血などを起こすリスクもあります。

もし以下のような症状が出た場合は注意が必要。


・黄疸

・疲れやすいなどの易疲労感

・けいれん、意識がなくなる意識障害

・盛り上がった赤い発疹、かゆみのある地図のような湿疹



肝炎・脳炎・じんましん・多型滲出性紅斑などの可能性がありますので、医療機関に受診した方がいいでしょう。

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