以前、少しばかり気分がすぐれないことがありました。
仕事の関係ですこし困ったことがあり、朝から気分が落ちていたのです。
でも、気づきました。
朝から気分を落ち込ませるような自問をしていたって!
「なぜ、あの人は・・・」、「どうして自分は・・・」
そんな質問が朝から頭の中を駆け巡っていました。
おそらく、そのような自問をしているかぎり、解決策は見えないのと、気分はどんどん落ちていくばかり、ということに気づいたのです。
では、そんな時に、どうしたらいいでしょう?
質問を変える必要があるかもしれません。
私が自分に対してしていた質問は、原因を探るような質問でした。
おそらく誰でも経験があるかもしれませんが、
「自分は何でダメなんだろう?」とか、
「またやっちゃったよ」
などと自問もしくは内言(心の中で言う言葉)をしていたのです。
でも、そんな自問、内言をすると、頭の中をその質問がぐるぐるめぐってしまいます。
そうすると、どうなるか?
マイナスの質問のループにはまってしまい、そこから抜け出すことができなくなったりします。
その危険性に気がついて、質問を変えました。
どんな質問に変えたかというと・・・
ある本にあった例が参考になりました。
問題解決の質問リスト
①この問題の良いところはなんだろう?
②解決に必要なものは何だろう?
③この問題を解決するために、何ができるだろうか?
④この問題を解決するために、何をやめる必要があるだろう?
⑤これら必要なことを、楽しみながらやるためには、どうしたらいいだろう?
こんな質問を自分に投げかけることによって、少し気分が変わりました。
自分に対して、どんな質問をするかってとっても大切なんですね。
さらに、本で紹介されていた気分を変えるための質問をご紹介します。
毎朝の質問リスト
①私の人生は今、何が幸せだろう?
②私は自分の人生で今、誇りに思っていることは何だろう?
③今、感謝したいことは何だろう?
④今、もっとも楽しんでいることは何だろう?
⑤私は誰を愛しているのだろう?なぜだろう?そして私を愛してくれているのは誰?
毎晩の質問リスト
①今日、何の役に立っただろう?
②今日、何を学んだだろう?
③今日、人生の質をどう向上させただろう?
④将来への投資として、今日一日をどのように使っただろう?
状況に応じた質問例
①どうしたら、この成果をより短時間でたくさん出すことができるだろう?
②どうしたら、もっと質の良い成果を出すことができるだろう?
③どうしたら、自分の周りの人の生産性を高めることができるだろう?
参考資料「NLPの基本がわかる本」
山崎啓支著
このように解決に焦点を当てた質問を、敢えて自分に投げかけていると気分や人生までもが変わるかもしれません。
できることならば、よい方に変わった方がいいですね。