正直に言いますが・・・
いとこに、いわゆるニートがいます。年齢もなんと40代半ば。
仕事はいくつか経験があるようですが、長く続かなかったようです。
そしていまは・・・
詳しいことはわからないのですが、亡くなった伯父の残した貯金と私にとって叔母である彼の母親の年金で暮らしているようです。
まだ、叔母が生きているうちはいいのですが・・・
さて、今日は、一冊の本を紹介します。
子供をニートや引きこもりにしないためにも、ぜひとも読んでいただきたい本です。
どんな本かは、最後にお伝えいたします。
ところで、いとこですが・・・
子供の頃、都会に住んでいて、英語の学習グループに参加していたこともあってか、中学生1年生くらいの時に、英語の成績が良かったようです。
きっと先生との相性も良かったのでしょう。
しかし、次の年に帰省した折に話しを聞くと(私の実家には祖母がいたので毎年、長期の休みには叔母とおとこはうちに帰省していました)、英語に先生が変わり、その先生との相性が合わなかったらしく、成績が急降下したというのです。
確かに中学生くらいの時って、先生の影響を受けて、その教科が好きになったり、嫌いになったりするものだと思います。
でも、その話しを聞いて「ちょっと極端じゃ?」と思いました。
なぜなら、好きな教科であれば、先生との相性がどうであれ、大きく影響を受けて成績が急降下するなんて私の感覚では考えられなかったからです。
その点について、今日、紹介しようと思っている本の著者は、こんなことを述べています。
これまでの著書や、親御さんを前にした講演などで何度も言ってきたことですが、最近の若者を語る時に、避けては通れないキーワードがあります。
「合わない」
この言葉が、さまざまな場面でつまずく若者の口からもれます。たとえ人前で口にしなくても、心に深くしみついて、事あるごとに自分を納得させる判断基準としてもちだされるのが、この「合わない」です。私に言わせれば「合わない症候群」です。
「クラスのあのことは合わない」
「アイツとぼくとは合わない」
「あの先生とは合わない」
その兆候は、学校や塾に通う時期に表れ始めます。そして大問題なのは社会に出てからです。
いとこの話しに戻りますが・・・
いとこはまさに先生と「合わない」という理由で、英語の成績が下がったようです。
本来ならば、もし先生と「合わない」と感じても、そのような事柄に影響を受けることなく、好きなものは好きで通すとか、ほかの選択肢もあったはずです。
しかし、彼は、「合わない」という判断に影響を受けて、そこから逃げたわけです。
そして社会に出てからも、同じような感覚が身についていて、勤めた会社を「合わない」という理由でいくつも辞めてきたのだろうと推測されます。
そして現在にいたるわけですが・・・
それって大問題だと思います。
では、彼の何が問題だったのでしょう?
その著者は、こんなことを述べています。
結局、社会に出て早々にもちだす「合わない」という判断基準がまちがっているのです。世の中に、合わないことなんてゴロゴロあります。理不尽なことも不測の事態も次々に起こります。それが、私たちの生きている社会です。
本当にそうだと思います。
でも、もう、40歳を超えた人間にそれを力説しても本人が変わろうと思わない限り変わることはないでしょう。
そんな身近な例があるからこそ、強く言いたいです。
絶対にお子さんをニートや引きこもりにしてはいけないと!
そのために、思いを込めて次の本を紹介します。
その本の著者は、「花まる学習塾」の高濱正伸さんですが、以下にリンクを貼っておきます。
10才以下のお子さんをお持ちのお母さんに、ぜひとも読んでいただきたい一冊です。