とてもユニークなお父さんがいます。
ある日、そのお父さんは、子どもたちを「遊びに連れていく」と旅行に出かけました。
在来線で名古屋、新幹線で東京、そして羽田について、飛行機に乗りこむ3人。
ひと眠りすると着いたのは、なんとロサンゼルス。
なんとそのお父さんは、どこに連れていくとも告げずに本場のディズニーランドに子ども達2人を連れていったのでした。
そこで2デイパスポートを買い、高かったからなくさないように、子どもたちに念を押すお父さん。
そして子どもたちを自由に行動させます。
すると、十数分後、2人が戻ってきて言ったのです。
「お父ちゃん、パスポート無くした」
もし皆さんなら、このような場合、どのような対応をさせるでしょう?
「何やってるの? あれほど言ったじゃない」
と言って叱りつける?
しかし、その人は怒ることなく、
「自分たちで何とかせい。あそこに行って泣いて状況を説明してこい」
と言ってカスタマーセンターに行かせます。
すると1時間後、2人は満面の笑顔で戻ってきたそうです。
もちろん英語がわからない2人。
身振り手振りで、2デイパスポートをなくしたこと、そして、それが父親に知れたらボコボコにされることを説明する2人。
すると関係のないお客さんまで集まって人だかりができたとか。
そして2人はパスポートを再発行してもらい、なんと並ばなくてもアトラクションに乗れる「ファストパス」までもらってきたんだそうです。
そして、そこから2人は変わったんだとか。
度胸がついて、積極的に誰にでも身振り手振りで話しかけるようになり、アメリカ人が大好きになったんだそうです。
その後、街に出て・・・
そのお父さん、またまたチャレンジします。
なんと子どもをわざと迷子にさせた。
2人の子どもは小学生の中・高学年くらいだったと思うのですが、その年齢の子をアメリカの町でわざと迷子にさせてしまう。
かなりチャレンジングですね。
でも、夕方、その父さんがホテルに帰ると2人はカフェで楽しそうにパフェを食べていたんだそうです。
「よう帰ってこれたなあ」とお父さんが言うと、
2人の子どもたちは「遊び疲れた~」。
2人は、お父さんとはぐれた後、レストランに入り身振り手振りで注文し、お店の人と仲良くなって、ホテルの場所を聞いたのですが、ホテルに帰るのには、まだ時間があったので2人で遊園地に行って遊んで、その後、ホテルにたどり着いたんだそうです。
そのような経験をしてその子たちは、こんなことを言ったとか。
「今度は友達と来たい。僕が案内をする。だから英語を勉強したい」
当然ながら、中学生になった2人の英語の成績は断トツだそうです。
さて、この話しはきのう届いた宮崎中央新聞の社説で紹介されていた話です。
おもしろいというか、ユニークですよね。
そして「英語を勉強しなさい」なんて言うよりも、このような体験を積ませる方が、心から「英語を勉強したい」と子どもに思わせるに違いありません。(消極的な子は難しいかも!)
では、そのユニークなお父さん、誰だと思いますか?
それは中村文昭さんです。
中村さんは、年間300回も全国を講演して歩いている「日本一の講演家」。
「心の放火魔」なんて言われることもあるそうです。
私も実際に中村さんの講演を聞いたことがありますが、本当に話に引き込まれました。
そして、いままでに中村さんの1時間の講演CDを多くの方に差し上げてきたのですが・・・。
もし、この話しを読まれて、中村さんの講演を聞いてみたいという方がいらっしゃれば、今回も無料で差し上げます。
関心のある方は、まず、メッセージを!
それと、8月10日(土)に茨城で、中村さんも来られて「あこがれ先生プロジェクト」という催しがあるそうですよ。この日は熱い一日になりそうです。