●するとクラスが変わる、変わる? そしてきっと家族も変わる! | ◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

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3月末で終了した水戸パセージ。




その7回目に、「家族で話し合う」という項目がありました。




いわゆる家族会議です。




そのやり方に関しては、パセージのテキストの中に書かれていて、講座ではそれをもとに実習も行われました。




参加者がお父さん、お母さん、子どもの役になってある議題について話し合う、そんな場面を設定してロールプレイを行います。




最初は、何の指針も受けずに、トライ。




そして2回目はいくつかの点に関して指針を受けて、再挑戦。




明らかに2回目の方が会議がまとまりを見せます。




傍で見ていても、おもしろい体験でした。




そんな家族会議ですが・・・




野田先生が、「アドラー育児を行ってると言えるためには、家族会議を行えているかどうかで見分けられる」というようなことをどこかで話されていました。(どこかの講演で)




それだけ、家族会議は、アドラー育児をするうえで重要だということですね。




そこで、今日は、家族会議をさらに有意義な時間とするために、クラス会議に関する本を紹介したいと思います。




クラス会議は、学校のクラス全員参加で行う会議です。




家族会議を大きくしたものと考えていいかもしれません。





クラス会議はクラスを運営する上で大きな力を発揮し、生徒たちも良い方向に変化するようです。




そのやり方はとても参考になるので、取り入れやすいものを家族会議で取り入れることもできそうです。




そうすると家族が一致して、家族会議の時間を有意義なものとすることができるのではないかと思いました。




ところで、その本は明治大学の教授が監修をしておられて、冒頭の「監修のことば」にクラス会議のすごい点がいくつか列挙されています。




それを紹介します。




★クラス会議のココがすごい!




①毎日、朝の時間など、短時間で続けられる。授業時間を削る必要はない




②特別な勉強や資格を持っていない普通の教師が誰でもできる




③地道に短時間、毎日続けることで確実にクラスが変わる!




④教師が叱り飛ばさなくても、子どもたちが自分でルールを守る学級に自然となっていく




お互いがお互いを認め合う、温かい雰囲気のクラスになっていく




⑥その結果当然、いじめ、不登校、学級崩壊はなくなっていく!


明治大学 諸富祥彦教授「監修のことば」より




これらをご覧になって、面白そうと思われませんか?




そのため諸富さんはこの本について、「できればすべての小学校の教員に(できれば中学や高校の先生にも)読んでいただきたいと思うくらいです」と述べています。



それだけクラス会議が有効だということですね。




その効果について、さらに諸富先生の「監修のことば」からご紹介します。



実は本の著者は、森重祐二さんという小学校の先生。




彼(重森先生)と出会ったのは、たしかまだ、彼が教師になって3年目くらいのとき。そんな、デビューしたての彼が、本屋でクラス会議の翻訳書を手にし、それを自分で理解し、毎日実践していったのです。



するとクラスが変わる、変わる!




それを見た学校の先生方が、なんと、全員で(50代のベテラン教師までも)クラス会議を彼の方法で行い始めたのです。

・・・・・・・・・・・

日本中の学校にこの方法が広がっていけば、いま、起っている問題の8割はなくなることでしょう!




ちなみに、クラス会議の基本的な流れは簡単です。



①輪になる
②「ありがとう見つけ」をする
③「議題の話し合い」をする
④クラスが変わる!




そのクラス会議の本、家族会議を行う上でも応用できそうです。



もし、家族会議を有効なかたちで行いたい、しかし、まだ、具体的にどうしていいのか分からないという方がいらっしゃいましたら、この本、とても参考になると思います。



もちろん、学校の先生にも読んでいただけたらと願うばかりです。



「クラス会議で学級は変わる!」


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