●感情を感じないのは危険なこと! | ◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

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学習のコツや勉強する意味を一緒に考えると共に

勇気づけでお子さんの健全な心も育ててあげませんか?

よくポジティブ思考が推奨されています。



そのため、日常でマイナスの感情、イライラ、怒り、などを感じてもとにかくプラスに考えれば大丈夫ななんて言われることがあるかもしれません。



でも、そのような考えには弊害があるとしたら?


以前、菅原裕子さんのハートフルコーチ養成講座の2回目に参加したときのこと。



ネガティブな感情についてかなりの時間、討議がなされました。



多くの人にとって、上記のようにポジティブな感情を持つことが推奨されることがあるかもしれません。


その反作用として、「ネガティブな感情を抱くことは、いけないこと」、という意識があるようです。



実際に講座に参加したときにも、多くの方(お母さん)が子供と接していてイライラ、怒り、自己嫌悪、これらの感情を持つことは、好ましくないという意識でいたのを記憶しています。


しかし、講師の菅原さんは、それが悪いことではないこと、かえって、それらの感情を持っていることに敏感になり、感情に気づく訓練をすることを勧めていました。



それを聞いた1人のお母さんが質問しました。



「マイナスの感情を持つことは悪くないんですか?」


この質問にも、マイナスの感情を持つことが悪いこと、という思いこみが隠されている事を読みとることができます。



それに対して講師の菅原さんはやさしい口調で、



「悪くないです」



それを聞いて多くの方の反応は?


安堵の表情を浮かべていたのが印象的でした。



本当はもつこと自体は問題のないマイナスの感情ですが、もしかすると、それを持つこと自体を許容しない雰囲気が世の中にあるのかもしれませんね。



この点について、心理カウンセラーの袰岩奈々氏はこう述べます。



「感情をあとまわしにする傾向のなかで、世の中全体がますます“ネガティブな気持ち”を受け入れなくなっているような気がする」


袰岩さんの著書を読むと、ちょっとショックを受けます。



大学のカウンセリングルームでは、



「落ち込んでしまう私は、ダメな人間じゃないか、こんなことで悩む私はへんなのか」



こんな内容の相談が多くなっているんだそうです。


落ち込んだり、悩んだり、イライラしたり、ねたんだり、人が生きていれば、そんな感情はあって当然ですよね。



しかし、世の中全体が、ポジティブ思考で、ネガティブな気持ちを受け入れなくなっている。



そのため、そんな感情をもつ私はダメな人と感じてしまう。



袰岩さんは訴えます。


「ネガティブな気持ちに目を向けないで放ってくと自分の内側で自分を蝕むことになるのだ」



自分を蝕むことになるなんて怖いですね。



そう言えば、私が参加した講座で、菅原さんも、



「感情を感じないことは危険なこと、さらに感情に支配されるのはもっと危険な事」


と話されていました。



感情に関しては、もっと多くのことを知る必要がありそうです。



ちなみに、きのうの記事にも書きましたが、少し感情に焦点を当てて、調べてみようと思います。



そしてわかったことを随時、記事にしていくつもりです。


ちなみに、きのうは、感情に関する本を3冊注文しました。



届くのが、楽しみです。



参考図書
「感じない子供 こころを扱えない大人」袰岩奈々 

693

この本、感情についていろいろ考えさせられます。



ちなみに袰岩さんってこんな方 です。