黄金律をご存知ですか?
ゴールデンルールなんて言い方もしますね。
黄金律とは、「自分がして欲しいと思うことを人にもする」というもの。
これは多くのビジネス書にも書かれていますが、もともと聖書の中の言葉なんですね。
黄金律は成功するため、そして幸せになるための大原則なんですね。
では、子育ての黄金律とは何でしょう?
ここで灘中・灘高など最難関校に多くの子供たちを送り込んだカリスマ講師の木下晴弘さんの行った調査についてまず、お伝えしますね。
木下さんたちは、過去の教え子たちにリサーチをかけたそうです。
そして「しあわせ」ってどんな状態かを定義します。
幸せと感じられるためには、ある程度のお金があって、人間関係が良くて感謝や信頼にあふれている状態をあえて「しあわせ」な状態であると定義しました。
それで、そのリサーチはというと・・・・・
1万人にもなる教え子たちに「今、社会に出てお金、感謝、信頼を手に入れているかどうか」を調べるというものでした。
それによっておもしろい事実が判明したそうです。
それは、
○ それらのものを得た人
× それらのものを得られない人
この2つのグループに分かれたんだそうです。
そして2つのグループは何が違うのか、を探っていったのです。
するとたった1つの違いを見つけたとか。
その違いとは昔から言われていた、ごく当たり前のこと。
それは・・・・・・
○ 得た人 → 他人を喜ばせた人
× 得ない人 → 自分が喜ぶことを追求する人
これがたった一つの違いだったそうです。
お金、感謝、信頼を得られないと答えた人は、いい車に乗って、いい食べ物を食べて、いい服を着て・・・・
彼らは自分が喜ぶことばかりを追求していた。
それに対してそれらを得た人は、いつもどうすれば人が喜ぶか、それを考えて行動していた。
つまり、冒頭で述べた黄金律が述べるような考えを知ってか知らずか、日頃からそれを指針としている人が、それらを得た人だったわけです。
そこで木下さんは、子育てについてこのように力説しています。
人からの感謝、お金、信頼を手に入れて子供がしあわせになって欲しいと心の底から思うならば、答えは一つだけです。
お子さんが他の人を喜ばせることに喜びを感じる人に育ててあげてください。
それには学歴は関係ないといいます。
実際、歴史上の偉人と言われる人を数多く調べると確かに学歴なんて、ほとんど関係ないことがわかります。Ex. 松下幸之助
そうすると、勉強は必要ない?
いえいえ、勉強は大切です。
なぜなら他人を喜ばせるためには、ある程度の知識も必要になるからです。
そして知識があれば、さらに多くの人を喜ばせることも可能になるでしょう。
だからこそ、もし、子どもにどうしても勉強をしてほしいなら、次のように言ってあげてください。
「あなたには、多くの人を喜ばせる人になって欲しい! たくさんの人を喜ばせる人になるためにも勉強って大事だよね!」
そんな伝え方をするときっと子供にも伝わるはず。
けっして勉強する意味を「それはあなたのためよ」なんて言っても子どもも本当の意味で納得しないでしょう。
お子さんにしあわせな人生を送って欲しいと心から思うなら・・・
合言葉は「勉強しなさい」よりも「人を喜ばせよう」。
参考資料 木下晴弘さんの牛久市での講演より
今回は時間の余裕がなかったので、過去の記事を修正してアップしました。