「『なぜ、勉強ってするの?』って、親に聞いてみたけど答えられなかった」。
一人の茶髪の女子高生がインタビューに答えていました。
それを聞いて、ちょっと悲しく感じました!
さて、年末ということでいろいろ特番をやっていますね。
昨日は日曜日でしたが、いつも朝8時からはじまる、TBSのサンデーモーニングという番組を見ています。
昨日は、いつもより長い時間、放送していたのですが、その中で、今の教育の問題が取り上げあげられていました。
そして今の教育の問題点、つまり登校拒否や不登校、若者たちがやる気がないなどの問題は、大人が未来に対して明るい展望を示すことができないこと、そして「何のために生きるのか?」、「何のために勉強するか?」という問いに対して、大人が答えられないことにも問題があるのでは、そんな論調で、話しが進められていました。
そのような映像の後で出てきたのが、冒頭の女子高生のインタビュー。
「『何のために勉強するの?』って、親に聞いてみたけど答えられなかった」。
それを聞いてとっても悲しい気持ちになりました。
そういえば、以前、記事にしたこともあるような記憶があるのですが、人にとって最も苦痛となるのは、意味のないことをすることだそうです。
例えば、第2時世界大戦の際に、ドイツは強制収容所で、ユダヤ人を迫害したのですが、その際に、囚人となっている人たちに、苦痛を与えるために穴を掘らせて、それが完了するとまたその穴を埋めさせる、そんなことをしたそうです。
そしてまた穴を掘らせては、また埋めさせる。
それを繰り返していると、囚人となっている人たちは、どんどん生きる気力を失ってくるんだそうです。
そして生きる気力を失った人から、命の灯を消していくのです。
人にとって「自分の行動がどんな意味があるのか」を知るのはとても大切です。
だからこそ、子供達にとって「何のために生きるのか?」「何のために勉強するのか?」という問いに明確に答えてあげることは最重要課題なんだろうと思います。
その答えに納得すれば、子どもは「勉強しなさい!」なんて言わなくても勉強をするようになることでしょう。
しかし、冒頭の女子高生のインタビューが示しているように、それに答えられる大人が多くはないのでしょうね。
学校の先生ですら、それに対して明確な答えを持っている人はあまり多くはないようです。
ちなみにその番組で、インタビューを見た一人のコメンテイターがこんなことを言っていました。
「今の子たちは大人になるまでの間に、まっとうな大人と出会っていない」
しかし、まっとうな大人に出会うことによって、子どもは触発され、目の色が変わってきたという事例についても話していました。
まっとうな大人って、どんな大人でしょう?
いろんな定義があると思いますが、少なくとも子供達の問い、「何のために生きるの?」「何のために勉強するの?」に対して答えられる大人でありたいものです。
あなたは子どもの「何のために生きるの?」「何のために勉強するの?」に対して答えられますか?
その問いに明確に答えてあげることで、子どものやる気に火をつけるのかもしれません。
では、その答えは、どこにあるというのでしょう?
実は、アドラー心理学は、その問いに対して明確な答えを持っています。
ここからは、その答えに興味のある方だけお読みいただけたらと思います。
私がアドラー心理学を気に入っている理由は、そこにあります。
そして、それについて多くの方に知っていただきたいと思っています。
もし、その答えに対してご関心があれば・・・
野田俊作先生の講演、「子育ての目標」を差し上げます。
以前、講座に参加した際に、CDにして差し上げていいかどうか尋ねたところ、野田先生から快く承諾をいただきました。
それによってアドラー心理学に興味を持っていただく方が増えてほしいのと、ぜひとも多くの子供達に意欲を持って生きてほしい、との思いから、一人でも多くの方に聞いていただければと思っています。
もちろん無料で差し上げます。
お聞きになりたいという方は、
h_kitasan★nyc.odn.ne.jp(★を@に変えてください)
北岡宛てまで、メールして下さい!
年末のため、返信は、数日後になると思いますが、お許しください!