●自分にできる事をする! | ◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

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勉強だけできても意味はない!

学習のコツや勉強する意味を一緒に考えると共に

勇気づけでお子さんの健全な心も育ててあげませんか?

10年以上前に、電車に乗っていて、途中の駅から乗車してきた高校生たちが、周りの人たちの迷惑を顧みないで、ドアの近くで地べたに座る光景を見て、驚きました。



いつから、こんなふうになってしまったのか?



私が高校生の頃、同じようにする子は皆無でした。



もちろん、そんな高校生ばかりではないと思いますが、正直、ショックを受けました。



もしかすると、「自分だけ良ければ」という人が増えているのかもしれません。



きっと子どもの頃から、何がよくて、何がよくないかを教わってこなかったのでしょう。



でも、それも当然の成り行きなのかもしれません。



どういうことかというと、・・・



日本が戦争に敗れて、戦後処理のためにしばらく日本を統治していたGHQは、日本人の精神力や道徳感の高さに恐れを感じ、日本人を腑抜けにするための洗脳を行ったんだそうです。



それについては、今日のタイトルとは趣旨が違ってくるので、詳細は述べませんが、歴史に関心のある方は、ジャーナリストの桜井よしこさんが書かれた「『眞相箱』の呪縛を解く」をお読みになることをお勧めいたします。



歴史観が変わりますよ。



さて、桜井さんも書かれているのですが、GHQの思惑はとってもうまくいって、今のような日本が形成されてしまった。



そのため、電車で人の迷惑も顧みないで・・・



でも、そんな愚痴のようなこと言っているだけでは意味がありません。



アドラー心理学では、共同体感覚というものを学びます。



共同体感覚について、野田先生の定義は、



ある出来事がおこった時に、「これはみんなにとってどういう出来事だろう? みんなの幸せのために私には何ができるだろう?」と考える視点



やはり、アドラー心理学を学ぶ者として、そのような視点を持って物事を考えて行動したいものです。



「私ができることは何だろう?」



そんな考えもあって、水戸でアドラー心理学をベースにした子育て講座を開催しようと思っています。



とはいえ、日本が抱える問題を考えると圧倒されそうになります。



それでも、できることを行って、これからの日本をすこしでもよくしたいと思っています。



でも、考えれば考えるほど、無力感に襲われます。



例えば、今回、水戸でパセージを行ったとして、8人の方が参加されたとします。



きっと、その方達の育児の方向性は変わることでしょう。



とはいえ、8人の方の子育ての方向性が変わったからといって、全体としてみるとその影響力は微小だからです。



それでも、出来ることをやっていきたいものです。



ここで、以前にも紹介したのですが、南米の素敵なお話しを紹介します。



小さなハチドリの話です。



森が燃えていました。



森の生きものたちは、 



われ先にと逃げていきました。


でもクリキンディという名の


ハチドリだけは行ったり来たり。



くちばしで水のしずくを一滴運んでは、 



火の上に落としていきます。


動物たちがそれを見て、 


「そんなことをして いったい何になるんだ」



と言って笑います。


クリキンディは こう答えました。

「私は,私にできることをしているだけ」



     (南米アンデスの先住民に伝わる話)



くじけそうになる時に、いつもこの話を思い出します。



「私は、私に出来ることをしているだけ」



行動することによって、堂々とそう言える人でありたいものです。