●一度口にしたことは、実行あるのみ! | ◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

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勉強だけできても意味はない!

学習のコツや勉強する意味を一緒に考えると共に

勇気づけでお子さんの健全な心も育ててあげませんか?

ブロークン・ウィンドウズ理論をご存知ですか?


それを説明するために昨日のこんな出来事からお話しします。


子育てでも関係がありそうなので、よろしかったらお読みいただけますとうれしいです。


さて、昨日の朝、出がけに、ごみを出そうとごみ集積所にごみを出し、歩いて車に向かう途中のこと。




歩いているとすぐ近くの別のごみ集積所でごみが散乱している状態を目にしました。


多分、カラスか猫に、ごみが荒らされて中身が散乱していたのです。


なぜ、そんなことになったのか?


おそらく前日からごみを出している人がいたのでしょう!


そのため朝方、カラスが飛んできてごみを荒らしたのでしょうね。(もしかすると猫? 案外、タヌキ?)


おそらく、ルールを守って近隣の住民の人がごみを朝、出していたらそうなる可能性はかなり少なくなるのではないかと思います。


でも、同じような状況を何度も目にしています。


それが続くと・・・


悲しい現実が待ち受けています。


ここでブロークン・ウィンドウ理論の登場です。


ブロークン・ウィンドウ理論とは?


例えば、あるビルに人が済まなくなって、悪ガキどもに窓を割られたとします。


するとそのビルは、どんどん他の窓も割られたりしてスラム化していくそうです。


実際にニューヨークのスラム街ではそのような光景が良く見られるとか。


身近な例では、自転車のかごに誰か一人が空き缶などを投げ入れると、どんどん空き缶を投げ入れる人が増えて、自転車のかごはごみでいっぱいになってしまうというもの!


よく、国道を走っていると信号のわきなどでごみが散乱しているところがありますが、それもその一例ですね。


つまり、誰か一人がルールを破り、それをそのまま放置しておくと秩序が乱れ、惨状を呈するようになることをブロークン・ウィンドウズ理論といいます。


それは人間関係でもありうるとしたら・・・・・?


おととい届いた子育てサプリでは、まさに同じような問題を提起していました。


【本日のメッセージ】

リーダーが一度口にしたことは、どんなことがあっても実行しなければならない。


【解説】

「抱っこ?」とせがむお子様に、あなたが「一回だけだからね!」と言ってしまったのであれば、どんなに「もう一回?」とせがまれても決して二度目の抱っこをしてはならないのです。

「晩御飯を残したら、おやつはあげないからね!」とあなたが言ったのであれば、どんなことがあったとしても、晩御飯を残したならばおやつをあげてはいけないのです。

これを崩すと、あなたの家庭には否定的なノーム(規範)ができあがり、やがてお子様は「大人の言うことは単なる脅しで、わかったふりをすればいいんだ」と考えるようになるのです。


ノームに関する記事はこちらをご覧ください。


一度、窓が割られることを許すと、惨状は、どんどん加速する。


そしてその近辺はスラム化していく。


子育てサプリのメッセージも同じことについて警鐘を鳴らしています。


つまり親が一度言ったこと覆してしまうと・・・


「大人の言うことは単なる脅しで、わかったふりをすればいいんだ」と子供は親や大人をどんどん軽く見るようになってしまう。


そして子供は・・・・・大人を軽く見て・・・


そのようにして一度できたノームを改善するのは容易ではありません。


だからこそ、大人には言行一致が求められるのかもしれませんね。


その点で、子育てにおいてもある程度の方向性と、いま進んでいる道がずれていないかを確認する方法を持つ必要があるのではないかと思います。


例えば、船を操船する上で、方向性は重要です。目的地が決まっていないと右往左往してしまいますね。


それに加えて安定した航海のためにはコンパスも必要です。自分がどこに向かっているのか確かめるすべがないと遭難してしまうでしょう。


その点で子育てにも方向性と、どこに向かっているのかを確かめるすべが必要なのかもしれません。


そんな方向性は、アドラー心理学が与えてくれそうです。


なぜなら、人がどうすれば、幸福感を持って生きられるかについて共同体感覚の育成という方向性を示してくれるからです。


それに加えて勇気づけというコンパスも用意されています。


勇気づけは、子供の共同体感覚を培わせるための方向性を示してくれます。


そういう方向性を持っていると、言ったことを覆して家庭にに否定的なノームをつくってしまうという失敗を避けることができるのではないかと思います。