おはようございます。
新しい一週間が始まりました。
また、今週もいろいろな出会いがあることが楽しみです。
さて、土曜日、日曜日とアドラー心理学の勉強会のため、東京に行っていました。
そこで学んだことを少しだけシェア―したいと思います。
10/22の内容は、
「アドラー心理学から見た子どもの発達と病理」
10/23/は、
「カウンセリング力をアップする心理アセスメントと治療技法セミナー」
というもの。
講師は、山梨の児童福祉施設などはじめ現在では精神科の病院にお勤めの深沢先生という方。
内容的には、子供が抱えがちな問題や病気についての説明とその対処法についてでした。
具体的には、ADHDやアスペルガー、摂食障害や統合失調症など!
それを聞いていて私自身、ADHDやアスぺの気があるかもしれないと思ったりして・・・
それはいいとして、
病気やいろいろな障害もやはり家族の中でのかかわりによって、大きく違ってくる可能性があることを感じました。
例えば、摂食障害などは、支配的な家族の雰囲気の中で生じることが多いんだそうです。
また、発達障害なども、もともとの気質的なこともあるようですが、かかわりによってその子の社会性などはかなり変わってくるようです。
深沢先生は、実践的にアドラー心理学を臨床に行かされている方ですが、こんなことを言っていました。
アドラー心理学は、健康な人をつくる心理学です。
これは、もともと私の師でもあるヒューマンギルドの岩井俊憲先生のお言葉だそうですが、本当にその通りだと思いました。
例えば、
もし、お母さんが子どもが幼少時からアドラー心理学を学んで、実践していると多分、子供が摂食障害などの問題を抱えるリスクは少なくなるのではないかと思います。
なぜなら摂食障害の問題を抱える子は、家族の中で、親に従順であり、過保護にされ、過度に統制されてきているそうで・・・
そしてそのような子に早期回想といって、幼いころの思い出を語ってもらうと、そこには低い自己価値観と気分によって行動するという特徴が反映されるんだそうです。
でも、アドラー心理学を学んだお母さんなら、完全に実践できないとしても、過保護を避け、過度に統制(支配)することはないでしょう。
そして勇気づけによって子どもが自己肯定感を持てるようなかかわりを積極的にとるように意識すると思われます。
そしてお手伝いなどを敢えてしてもらうことによって、子供が貢献感を持ち、自分に自信をつけるような取り組みをすることでしょう。
そんなお母さんのもとで育ったお子さんは、摂食障害をかかえるような素地があまりないように思われるのですがいかがでしょう?
アドラー心理学は健康な人をつくる心理学。
確かにそうだなと思った私でした。
ある意味、アドラー心理学はワクチンのようなもの。
一度、注射しておけば、健康な状態を保ちやすくなります。
誰でもお子さんは、健康に育って欲しいと思っていますね。
そのためにも、できるだけ多くの方に知っていただくとうれしいですし、知っていただく努力もしないといけないなと思いました。