今まで、コミュニケーション関係の講座を受けて学んできました。
親業訓練講座やセカンドステップ、ハートフルコーチ養成講座、そしてアドラー心理学。
まだ、他にも講座に参加しているのですが!
本当にいろいろな講座が各地で開催されていますね。
そこで学んだことというと・・・
例えば、親業では、話の聴き方や「わたしメッセージ」を学びました。
それはとっても勉強になりました。
そしてコーチング。
コーチングはもし、お母さんが学んで子供さんと関わったらとってもいいでしょうね。
子供を承認したり、子どもの選択に任せる。
そして指示命令ではなく、質問で考えさせる。
そんな対応ができれば、子どもは自分で決めて行動できる子に育つのではないかと思います。
これらの講座で学ぶとコミュニケーション力がアップし子育ては楽になるでしょう。
そんなコミュニケーション力向上のスキルを学べます。
ただ、親業にしても、コーチングにしても、人はどうすれば幸福になるかという観点は学ばなかったように思います。
しかし、アドラー心理学は、子どもと関わる際の効果的なスキルを提供してくれるとともに、どうすれば、人は幸福になるのかという視点も与えてくれました。
学ぶほどにその魅力に取りつかれていったように思います。
アドラー心理学のベースとなるのは勇気づけと共同体感覚。
勇気づけは、自分や子供に生きる活力を与えます。
そして共同体感覚が幸福になるための観点を与えてくれます。
幸福になるというより、そう感じられるようになるためには、どうしたらいいかを教えてくれます。
アドラー心理学の魅力について「どうすれば子供はやるきになるのか」の著者であるすずきダイキチさんは、こう述べています。
第一は、アドラー心理学の発想と技法には民主主義的な理念が根底に流れていること。
第二は、斬新で画期的で新鮮に感じた技法が、知ってしまうと常識的なことばかりで「常識の集大成」だと思ったこと。
第三は、この技法が極めて効果的だということ
そしてもう一つは、子どもの教育の目標が「共同体感覚」の育成という点です。
共同体感覚とは?
自己中心の利己的な考え方をして生きるのではなく、相手や仲間と一緒に幸福になろうと発想して生きていくセンスのことです。
アドラー心理学の魅力を民主主義の理念、常識的、効果的、そして共同体感覚と述べていますね。
そして私が最も共感する部分が、共同体感覚です。
共同体感覚とは、自己肯定感、他者は信頼できるという感覚、自分は貢献できるという感覚をもった状態のこと。
まず自分を肯定的に見ることができて(自己肯定感)、他の人を信頼できると信じられ、良い関係を結ぶ(他者信頼)ことができれば、生きることが楽になりますね。
そして自分は、誰かの役に立つ存在だ(貢献感)と思いことができれば自信にもつながります。
そう考えると、アドラー心理学的に、子育ての目標は、この共同体感覚をもつ子に育てるというのもうなずけます。
もし、機会がありましたらアドラー心理学の本でもひも解いてみるとおもしろいと思います。