前の記事では、お手伝いをしないと就職できないなんて採用基準が広がったらどうするか、なんて記事を書きました。
さて、あなたのお家ではお手伝い、どうしていますか?
お手伝いは、子どものいろいろな感覚や価値観、そして感謝の心や人間力を培います。
例えば、お手伝いをすると段取り力が磨かれるとその本の著者は説明していました。
たとえば、料理をしようとすると段取りって大事ですよね。
料理をする際、まず食材を準備して、次にそれをカット、そして・・・というように段取りが必要ですね。
しかし、料理を手伝ったことのない子は・・・
また、洗濯をしようとすると冬場にお湯を使うときれいに汚れが落ちることを知ったり、干すにも、どう干ししたら十分乾くか考えたり、また、洗濯する時間を工夫したりするかもしれません。
そのように子供の生きる力を育てるという意味でお手伝いは力を発揮しそうです。
また、いくつかの調査によると、お手伝いをすることと子どもが道徳心や正義感を持っているかどうかにも相関関係があるんだそうです。
お年寄りに席を譲ったり、あいさつしたり、友達が悪いことをしていたら辞めさせるとか!
それに加えて、アドラー心理学では、人が幸福と感じるために3つの感覚があると学びますが、その一つが貢献感です。
お手伝いをしてお父さん、お母さんに「助かったよ」、「ありがとう」なんて言われると「自分は人の役に立つ人」という自己認識が培われますね。
それが貢献感です。
人はだれかの役に立っていると感じることで幸せを感じるようにできているようです。
もし、それがないと?
マザー・テレサはこんなことを言いました。
この世で最大の不幸は、
戦争や貧困などではありません。
人から見放され、
「自分は誰からも必要とされていない」
と感じる事なのです。
子どもさんの幸せを願うなら、ぜひ、お手伝いをさせてあげてください。
日本の人口は、これから徐々に減っていきます。
ということは就職先も先細りの時代になる可能性が高い。
だからこそ、企業は即戦力となる使える人材が欲しい。
企業では、人に気を使えない、段取りが悪い人間はいらないと思われてしまうかもしれません。
だからこそ、勉強だけではなくて、お子さんにお手伝いをどんどんやってもらい、人として魅力のある子に育ててあげて欲しいと心から思います。
挨拶が出来て、気が利いて、人間力があって、判断力、決断力がある人は、どんな職場でも必要とされるでしょう。
そうすると就職も・・・・・
勉強よりもお手伝い!
時代がそんな子を求めています!