ある会社では、こんな取り組みをしています。
□ 九州、熊本では、1,2位を争う青果会社の例
「ありがとうカード」
社内で会社のためになること、自分のために何かしてくれた人に「~してくれて、ありがとう」という感謝の気持ちを表してカードをわたす仕組み。
この会社では、この「ありがとうカード」を導入することで、明らかに社内の文化が変わってきたということです。
□ スポーツ用品メーカー「ナイキ」の例
「Just did it」
ナイキのショップ、「ナイキタウン」では、「Just did it」というカードがあって、よい仕事をした人にカードを渡し、ねぎらう仕組みをもっている。
意味は「よくやってくれたね」そんな意味!?
こんな取り組み、いいと思いませんか?
そうすることによって、社内の雰囲気が変わり、業績にも関係してくるそうです。
私が大好きなコンサルタントの小阪祐司さんは、こんなことを書いています。
「脳のメカニズムの中には「快応答」というものがあります。
これは、「快情報」を脳に与えてくれた人には、脳が「快」の情動で応答するというものです。
「快情報」とは何かというと、たとえば、あなたが常にある人のやっているある仕事を、その人にとって「快」に結び付けてあげることによって、スイッチが入って「快」を感じたとしたら、相手もその「快」を感じさせてくれた人であるあなた、そして「快」を感じさせてくれた仕事に対して「快」で応答するということですね。
当然、それはあなたに対する態度にも現れてくるでしょう。
わかりやすくいうと、自分に「快」を感じさせてくれたものに対しては「快」を返す。
「快情報→快応答」ということです。簡単に考えてみても、誰でも自分にすごくいいことをしてくれた人に対しては、いいことでお返しするでしょう?
これを社会心理学では「返報性のルール」とも言います。いい事をしてくれた人には、必ずいいことでお返しする。」
「リーダーが忘れてはならない3つの人間心理」
小阪裕司著 フォレスト出版
経営が上手くいっている会社では、社員同士が快を感じられるような取り組みをしているんですね。
ちなみに航空会社のANAでも同じような取り組みをしているそうで、それがテレビで紹介されていました。
どんな取り組みかというと、
名刺大のカードが用意されて、
そこにはチェック欄があり、(□ good job と□ thank you)
そのどちらかにチェックを入れ、
その理由と
渡す相手の名前を書いて手渡す。
そんな取り組みでした。
とってもいいですよね。
特に会社などでは、人が何か失敗したとき、その失敗を責めるだけで終わってしまうことはありませんか?
しかし、良い仕事や感謝すべきこ誰かがした時、それは当然という態度で何もしないことも多いかもしれませんね。
非難や批判は人を小さくまとめてしまうだけ!
だったら、
日ごろの小さな感謝やgood jobを認めて伝えてみる。
それは、その人自身を認めることにもなり、
より良い人間関係の雰囲気が醸しだされ、
仕事に対するやる気も上がるというものです。
いかがでしょう!
もし、家庭の中でもこんなことをやってみたとしたら?