●子供が電車やバスなど公共の場で騒ぐ時! その場合、どうしていました?  | ◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

勉強だけできても意味はない!

学習のコツや勉強する意味を一緒に考えると共に

勇気づけでお子さんの健全な心も育ててあげませんか?

そのお母さんは、一緒に決めたことを子どもさんが守れずに電車の中で駄々をこねたので、バスを途中で降り、1時間もかけて自宅に帰ってしまいました。




それも真夏の暑い時期に、汗だくになって!



どうしてそんなことになったのでしょう?



実は、・・・・・



アドラー心理学の講座の中で、親子関係を扱った講座があります。



スマイルという講座です。



そのなかで、賞や罰に頼ることは、問題があることを学びます。



たとえば賞でつることは、馬の目の前にニンジンを差し出すようなもの。おとなしくしていたら、~を買ってあげるという対応です。



それには、次のような問題点があります。


□賞を与える人とそうでない人では子供の反応が違う



□賞がないと行動しなくなる



□賞は、どんどんエスカレートしてくる



物やお金でつるのは、多くの問題があるのです。


罰の問題点もあるのですが、昨日の記事のオウムの例などは、まさに罰のマイナスの影響ですね。


アドラー心理学では、賞や罰に代わる方法を提示してくれています。


それが、自然の結末論理的結末です。


自然の結末は、子どもが行動の結果としてその結末を自然に学ぶ方法。


たとえば、傘を持たずに遊びに行って、途中で雨が降ってきてずぶ濡れになるなど。


論理的結末は、子どもが行動を起こす前に家族などで話し合い、その行動の結末については本人に責任を取ってもらう方法。


たとえば、電車では静かにする必要があるので、子どもと話し合い、もし、騒いだら途中でも引き返すなどのルールを決める。


子どももそれに合意したら電車の乗るが、もし騒いだら本当に途中でも電車を降り、引き返す。


などなど!


これにはお父さん、お母さんにもかなりの決意が必要かもしれません。


しかし、決めたことは、本当に決行し、子どもにその結末の責任を取ってもらう。


自然の結末にしても論理的結末にしても子、親双方にかなり、厳しさが求められますね。


しかし、そこで親が妥協してしまうと元も子もありません。


先回の記事で「親(教師)が~をすると子供は何を学ぶか?」


という質問を思い出してみてください。


ここで親が妥協してしまうと子供は、「ルールなんて決めてもお母さんは、強く駄々をこねれば、どうにでもなる」なんて学んでしまうかもしれません。


冒頭で述べた話は、アドラー心理学を学んだ知り合いが、実際にまだ幼い息子さんと事前に話し合い、それでもバスの中で駄々をこねたので、目的地に行くことを断念し、バスを降り、汗かきながら自宅に帰ったという話でした。


そのお母さんもきっと、どうしようと迷ったことでしょう。


それでも論理的結末を実行しました。


そのお子さんは、何を学んだんでしょうね?


「お母さんは、決めたことは実行する」


きっとそんなことを学んだはずです。