シュリーマンという人をご存知ですか？
ちょっと前に、「トロイ」という映画が
ありましたが、そのトロイの遺跡を
発見した人物です。
彼は、子供の頃にお父さんから聞いた
トロイ戦争の話を信じ、大人になったら
その遺跡を発見するという夢を抱き続け、
実際にそれを発見してしまったんです。
彼は、語学の達人としても知られています。
では、彼がどのように様々な言語を習得
していったかご紹介します。
ここから引用
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私は、一心不乱に英語の勉強に打ち込んだ。
そしてこの際、必要に迫られて私はどんな
言語でも著しくその習得を容易にする方法を
編み出したのである。
その方法は簡単なもので、まず次のようなこと
をするのだ。大きな声でたくさん音読をすること、
ちょっとした翻訳をすること、毎日一回は
授業を受けること、興味のある対象について
常に作文をかくこと、そしてそれを先生の
指導で訂正すること、前の日に直した文章を
暗記して、次回の授業で暗唱することである。
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引用終わり
大きな目標があったので、彼はそんな努力も
できたんだと思います。
さらに記憶力について彼は、こんなことも書い
ています。
ここから引用
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私の記憶力は、子供の頃からまったく訓練していな
かったために弱かったのだが、しかし私は学習のた
めどんなに短い時間でも活用したし
（中略）・・・・・
こうして私の記憶力は徐々に強くなった。
そして3ヵ月後にはもう、あらかじめ3回注意深く
読んでおけば、・・・印刷した英語の散文２０
ページをやすやすと言葉どおりに暗誦できるまで
になった。
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引用おわり
すごいですね。こうしてシュリーマンは英語を
6ヶ月で身につけてしまったそうです。。
同じようにフランス語を6ヶ月でマスター。
他の言語については彼自身の手記から。
ここから引用
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こういうふうに猛烈な勉強をしんぼう強く続け
たために、一年のうちに私の記憶力は大いに
強化されて、オランダ語、スペイン語、
イタリア語、ポルトガル語、の習得はきわめて
容易となり、そのどれをも流暢に話したり書い
たりできるようになるのに、６週間以上はかか
らなかった。
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引用おわり
[古代への情熱 シュリーマン自伝]より
彼はその語学の才を生かして、商売を成功させ、
その財を用いて、発掘を成し遂げたのです。
なぜ、シュリーマンにそんなことが
できたんでしょう？
彼には、トロイ遺跡を発見するという燃える
ような情熱があったからなんだと思います。
夢をもてば、人はその達成に関係することに
意欲的になれるものなんですね。