土方埋葬伝説 その2


 土方家の子孫の方が、明治初期に土方の埋葬地を探されて、その折、榎本武揚からだったか、北海道の警察の方に依頼された返答だったか、失念してしまいましたが、話が出てきたのが、碧血碑。


碧血碑

 この碑は、榎本が土方のために建てた、と言っていたそうです。蝦夷共和国の閣僚の中で、戦死したのは、土方だけですものね。幕軍兵士800人が葬られているそうです。題字は大鳥圭介で、裏の字は榎本によります。で、問題なのは、この碑の右後方、柵の向こうにある岩!


碧血碑右後方の岩


 土方資料館でこの岩の下に、火葬にして埋めたという資料を読んだ覚えが・・・位置関係はこんな感じです。


碧血碑と岩

 ここは、市電の谷地頭駅で降りて、25分ほど山を登ります。護国神社の本殿まで行って、左へ折れ、隣の妙心寺の裏側を登って行きます。 


  おまけを3枚。まずは、五稜郭タワーにある土方の立像。以前行ったときには前の駐車場にあったのですが、今は1階ロビーに置かれています。(多分、この以前の写真は貴重でしょう。あったはずの像がなくなっていたので、探しました。)


土方立像

 次は、土方丼です。朝市の食堂で遭遇しました。誠の旗は厚焼き卵(甘かったです。)にイカ墨マヨネーズで書かれているとのこと。もし、朝市に行かれたら、探してみてください。北よりの、海側の食堂ですよ。


土方丼


 この歳進院の碑はお墓ではなく、土方たちの慰霊碑です。称名寺にあります。ここは、箱館新選組の屯所だったそうですが、焼けてしまって、現在の場所ではないとのことです。

称名寺の慰霊碑