ポルチーニ | 田舎のイタリア食堂 ありっちのブログ アリッチ イタリアーノ

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田舎のイタリア料理店のオーナーシェフ ありっちが気まぐれで書くブログです。
まかないや趣味の事…最愛の相方との出来事…。
レシピも時々…。

トリフ、ポルチーニ…世界二大キノコ…どちらも 薫りが 特徴的で 欧米人には とても 人気のある食材です。

日本人には どうなんでしょう?

高級レストランなどでは 必要以上に ビジュアル的な演出を…。

高級感を かもし出すには 良いかも しれませんが…(((・・;)

ちなみに 松茸の薫り、食感は 欧米人には 好まれないようです。

私達の小さなイタリア料理店でも トリフや ポルチーニ茸を 使用した料理を ご用意しています。

トリフは 刻んで ほんの少し…それだけで 料理が 華やかに…なんというのでしょう?

奥行きが 深くなるというのか?

味に コクが 出てくるのか?

とても ふしぎな食材(私には 調味料)なんですね!

ポルチーニ茸は 色んなキノコと 合わせると とても 魅力的な薫りを 楽しめます。

ただ 単品としての薫りは 日本人には  馴染まないのかも…。

舞茸や シメジ、エリンギ等の優しい香りと 合わせると とても 豊かなイメージに なるんですね!!

これも 使いすぎは いけません (>_<)v




ポルチーニ茸と 色々キノコのペペロンチーノです。

強火で 表面に 焦げめを つけたキノコが 美味しさのポイント♪

焦げ目を つけたあとは 中火で キノコから たっぷりの水分を…。

この水分と バージンオリーブオイルが 乳化し パスタのでんぷん質が 更に 絡み合い 濃度が 出てきます。

パスタのプロセスで 大切なのは 水分(ソース)の乳化作業なんです!!

この乳化現象が 行われないと パスタと ソースが 一体化せずに バランスの崩れた食感になってしまいます。

今回のペペロンチーノ…美味しさの 秘密は パスタのでんぷん質、バージンオリーブオイル、具材の水分を 強く混ぜ合わせる事で 起こる 乳化現象なんですね!

難しく感じる 乳化作業ですが 意外と 簡単♪

仕上がり寸前に フライパンの中で カチャカチャカチャカチャ!と すべてを 混ぜ合わせるだけです。

フレンチドレッシングを 作るイメージで カチャカチャカチャカチャ♪

ほら! とろっ♪と  なめらかに絡んだでしょ(*^^*)v

もちろん パスタは アルデンテで 熱々を 温めた お皿に…。

シンプルですが とても 人気のある キノコのペペロンチーノ…ぜひ 家庭でも お試し下さい!!