先日、講座終了後に「イラッときても、どうしても怒れずに溜め込むこんでしまいます」という相談を受けました。
同じような悩みを抱えている人は、私の周りにも多数います。
「怒りは本来、リクエスト」
そう、いつもお伝えしています。
「自分の身や心の危険を安全なものに変えよう、その為に怒りの感情がある」。
そして、怒りの感情は誰もが持っているごくごく自然なものであることを伝えています。
イラッとした気持ちを感情的にぶつけないようにする必要はありますが、ただ我慢をするのも良くありません。
どうしても怒れない人に対して、相手を主語にする「YOUメッセージ」ではなく、私を主語にする「I(アイ)メッセージ」を使うようにアドバイスをします。
「どうしてそんなことをするの?」
「なんで、そんな風に言うの?」
というような、相手を主語にするYOUメッセージではなく、
私を主語にするアイメッセージで
「私はあなたにそんな風に言われて正直、困っています。」
「私はあなたにこんなことをされて困惑しています。」
というように、変換します。
私は、「困っている」や「困惑している」という言葉で、よくイラッとした感情を伝えるようになりました。
それにより、我慢することなく、相手を批判することなく、そして自分も言い過ぎて後悔することもなく、自分の伝えたい気持ちと、今後こうして欲しいというリクエストを伝えられるようになりました。
このアイメッセージ、訓練するとどんどん上手になります。
始めの頃は、なかなか上手くアイメッセージに変換できない私でしたが、意識して使っていると、どんどん適切な使い方ができるようになりました。
怒る必要のあることは、上手に怒れるようになる。
その実現のためにも、ぜひアイメッセージを意識して使っていただけたらと思います