これは私の思い込みとか被害妄想ではなく
小さな頃からデキる妹と比べられて生きてきた。
と言っても比べてくるのは母だけで
それ以外の大人には
妹と比べられた、と感じたことはほとんどない。
妹は生徒会長をやるような、
いわゆる優等生タイプで
私はと言えば
『集団生活クソ食らえ🖕』
『なぜ人生とはこんなに生きづらいのか?』
と太宰治に支えられる思春期、青年時代だったので
優等生とはほど遠い。
今から12年前のこと。
そんな私が
潜在意識のメールセッションを受け
どんどん自分を大切にできるようになり
あるとき
たまたま駅のホームで受けた母からの電話で
『もう、ちーちゃんと私を比べないでほしい』
と言った瞬間が私が力を取り戻した瞬間なような気がする。
淡々と『比べないで欲しい』と言ったつもりが
じわっと涙が出てきたので
(周りにはたくさんの人がいたのに!)
本当に私がずっと言いたかったことなのだと思う。
その言葉を聞いた母は
数秒の沈黙ののち
『比べてないよ…?』
と言ったので
多分比べている自覚はあったのだろう。笑
今でもあの時のあの瞬間の空気と
自分の服装と
駅の線路の小石まで思い浮かぶ。
私はベージュのトレンチコートを着て
ピンクのバッグを持っていた。
天気が良くて心地いくらいの強さの風が吹いている日だった。
なぜか母の中では
問題児の姉(←Yuki)と
デキるちーちゃん(←妹)という構図になっており
私に対しては
『あなたは無理よ!』と屈託のない感じで言われることが多かった。
仙台で看護師をやっていて
東京のクリニックからお声がかかった時に
そのことに光栄に感じて
今までの自分の頑張りが認められたように感じて
嬉しくて母に報告した時も
『あなたには無理よ!』と屈託なく笑い飛ばされて
私の心は文字通りズタボロになった。笑