おはようございます♪
明日は神戸マラソンですね
天気も良さそうですね
若干暑さが心配ですが…
福知山マラソンも含めて,明日レースの皆様,頑張ってください
さてさて,去年私は神戸マラソンを走ったのですが…
当時ブログをやってなかったので,良い区切りと思い当時Facebookに書いてたことを転用して掲載します
決してネタがないからではありません
===ここから始まり===
長文です.
今日は待ちに待った神戸マラソンでした☆
初マラソン,小さい子の遠足のような感じで,朝6時に起きる予定が5時に目が覚めました!
その後いつも通りコーンフレークを食べて会場に着いたのが8時10分.
ゼリー飲んで着替えてもスタートが9時だから余裕と思いきや,もう既に荷物輸送のトラックは残り一台と言われて,かなり焦りました…
そんな状況も知らずに,荷物を預ける前に栄養補給をしているのが1枚目の写真(後ろのあやしい像ににやけているわけではありません).
初マラソンだから全く勝手が分からず,ゼッケンの番号の場所に移動する.
この時点で8時30分.
半袖短パンではかなり寒くて,あと30分どうしようかと思いました.
本当はカッパみたいなやつを着てそれをスタートしてすぐゴミ箱に捨てる予定だったんですが,輸送トラックがあと1台と言われて焦ってそれも預けてしまったんです…
移動したところに優しそうなおっちゃんとおばちゃんがいたので少し話をしました.
マラソンは持ちタイムが良い順にスタートするらしいです.
自分は持ちタイムなかったのですが,今回4時間を目指していてそれを記入したので,4時間から4時間30分を目指す人のエリアに誘導されたようです.
おっちゃんに初めてのマラソンで4時間を目指していることを告げると,どうせ無理というような表情で「まあ若いから大丈夫だよ」と言われました.
全く大丈夫と思っていない表情でした.
おっちゃんらは6回くらいマラソンを走っているみたいで,「このあたりの人たちはスタート直後スピード出すからついていかないように」とアドバイスをくれました.
よく聞くと4時間を目指す人は過去に数回4時間近いタイムを既に出している人で,多くの人が後半バテることを経験済みのため,最初に貯金を作っておくようなペース配分をする人が多いみたいです.
それに初めて走る人がついていこうとすると,最後本当にキツくなるとのことでした.
そんな話をしたり,おっちゃんとおばちゃんに写真撮ってとか言われていたら,9時になっていよいよスタート☆
たくさんの人が参加しているので,スタートまで遠いし,合図が出てからスタートの地点まで5分くらいかかりました.
そして最初の2キロは1キロ走るのに人が多くて6分から7分かかってしまいました.
2キロすぎからは1キロを5分30秒くらいで快調に走れました.
快調に走っていると,5キロくらいのところで4時間を目指す人を導いてくれるペースメーカーの人が見えてきました.
自分でペースを作るとオーバーペースになると思い,ペースメーカーについていくことにしました.
ペースメーカーについていくと10キロ,15キロ,20キロと順調に走れました.
このあたりは海が左手に見えたり,明石海峡大橋が前方に見えたり,すごく気持ちよく走れました.
でも気持ちよく走れたのはハーフまででした.
ハーフ以降,ペースメーカーの人が一気にスピードを上げました.
それまで1キロ5分40秒くらいだったのが,急に5分15秒になり,5分5秒になり,5分になり,これくらい後半にスピードアップしないと4時間は切れないのか…と思ってしましました.
しかしこれはペースメーカーのミスだったようです.
「ごめんなさい」と周りの皆さんに謝っていました.
今振り返るとこのペースアップにはついて行かない方が良かったのかもしれません.
その後もペースメーカーは前半より少し速い1キロ5分30秒くらいでペースを刻んで行きました.
それになんとか食らいつき,30キロ,32キロ(残り10キロ)までは4時間を切れるペースだったんですが,神戸の後半には,魔物が住んでいました.
34キロ位の場所でポートアイランドに行くための橋を通らなくちゃいけないんです.
この橋の上り坂が本当にきつかったです.
ペースメーカーはそんな上り坂でも一定のペースで走っていくので,ここでペースメーカーとはおさらばになってしまいました.
ようやく坂をなんとか登りきったと思ったら,次は下り坂です.
下り坂も普段ならペースが上がるんですが,上りで残りわずかな足を使い果たした人間にとっては足を前に出すのが精一杯で,ペースは戻りませんでした.
そして驚くことに,その後,なんともう一回37キロくらいのところに上り坂があったんです!
あそこで下らせた意味はなんだったんでしょうか…
道路を設計した設計士のミスかと思ってしまいました.
この2回目の上り坂は完走できず,最後少し歩いてしまいました.
それがこのマラソンでの初歩きです…
上ったら下らなくちゃいけないというのが常で,そのあとの下りも本当に辛かったです.
「平地になれば1キロ6分で走れる,そうすればネットだったら4時間切れるかも(スプリットとネットというタイムの計測があるようで,スプリットとはスタートの合図からゴールまでの時間,ネットとはスタートを通過した時間からゴールまでの時間.)」と思って走っていたのですが,平地に戻ったときの自分の足は既に限界でした…
神戸学院大学の周りを走っていたら,スプレーを貸してくれると大きな声で言っているおっちゃんがいたので,貸してもらいました.
いっぱい『シュー』してもらいました.
しかしここで止まったのが良くなかったかもしれません.
走り出した瞬間,右足の太ももと左足のふくらはぎがつりました.
この時点でゴールまで3キロくらいだったでしょうか.
足をなんとか前に出してゆっくり走りながら,喉渇いたなぁと思っていたら,給水がありました.
そこではこのレースで初めて,バームを2杯飲んで,水を1杯飲んで(これまではバームを取ってもあまり飲まないで捨てていました.バームを捨てるなんて罰当たりですよね),気分転換をしました.
給水で回復してゆっくり走っていて40キロの標識が見えた時には「まだネットでなら4時間切れる!」と思って走っていました.
しかし,一度つった足は,もう限界です.
急に右足のふくらはぎの筋肉が動かなくなり,またしても止まってしまいました.
ストレッチをしていたら,またしてもスプレーを持ったおっちゃんが現れて(違う人),『シュー』してくれました.
本当はもう少し休みたかったけど,おっちゃんを心配させないためにお礼を言って,ゆっくり走り始めました.
おっちゃんの優しさのこもった『シュー』おかげで41キロになんとかたどり着けました!
この時点でもネットでなら4時間を切れていたかもしれません.
しかし,もう足は本当に限界でした.
残り1キロを切った直後,またしても右足がつりました.
うずくまってストレッチしていても,今回は『シュー』を持ったおっちゃんは現れず,隣に同じような症状の若いお姉さんが現れて,お互い目を合わせることはなく,ひたすらゴールを目指してストレッチしていました.
もうこれで行かなくちゃ4時間切れないと思い,走り出すと,左足の太もももつりました.
でもあと少しと思って,最後のカーブを曲がると,500mくらい先にゴールが見えました.
しかし,今まで25キロまでしか走ったことのない自分の足は本当に限界だったようです.
またしても右足のふくらはぎが痛くなって,止まってしまいました.
もうこの時点で4時間切りは厳しくなってしまいました.
ゴール前は本当に観客が多くて,声援も多くて,ストレッチしているとみんな声をかけてくれました.
普通の精神状態だったら「ありがとう」と心の底から思うのでしょうが,この時の自分は「同情するならシューをくれ」と思ってしまったことには深く反省しています.
なんとかストレッチで状態が良くなって,走り始めてようやくゴールにたどり着いたときには
スプリット:4時間6分54秒
ネット:4時間1分22秒
が経過していました.
いっぱいストレッチとシューをした最後の2.195キロは17分17秒もかかっていたようです.
てか,すぐに自分のタイムとかが見られるのって,すごいですよね!
今回は色々とあって,どうしても4時間を切りたかったんです.
立ち止まってしまったことや,20キロからのペースメーカーのペースアップについていってしまったこと,シューに頼ってしまったこと,練習をしっかりしなかったことなど,後悔が多いです.
でも次のマラソンのときの課題が見つかりましたし,4時間を切る楽しみがまたあると思えば,完走でしたので良かったということにしたいと思います.
2つ目の写真はゴール直後ではなく,既に1時間位経って,ようやく普通に歩けるようになった時の写真です.
本当に楽しい一日を過ごせました☆
スプリット (ネットタイム)ラップ
10km 01:01:32 (0:56:00) 0:56:00
20km 01:57:40 (1:52:08) 0:56:08
30km 02:51:30 (2:45:58) 0:53:50
40km 03:49:37 (3:44:05) 0:58:07
Finish04:06:54 (4:01:22) 0:17:17