先日レッスンにお越し下さったネイリスト様。
買ったままで使っていないネイルマシンを扱えるようになりたいとのご希望でしたので
何回かレッスンを受けてくださるとのことでしたので、初回となる今回は
ハンドピースの持ち方から、基本・基礎となる部分からお伝えするレッスンをしました。
そこで苦戦されたのが「サポートフィンガー」問題。
一般的にはハンドピースを持つ手の小指を使って「支え」を作ることが多いのですが
どうもその小指の支えが上手く行かないのです。
すると段々と焦りがにじむ表情に…
ですがこの場合、小指で支えることが目的な訳ではなく
ネイルマシンを安全に安定して使うための「支え」を作り出すことが目的です。
小指で支えられるように、ある程度の努力や練習などは必要なことですが
最終目的は安全に安定してネイルマシンを使えるようになれば良い訳ですので
自分に合った方法が別に見つかれば、それはそれで良い場合も出てきます。
実は、ワタシの尊敬する恩師はサポートフィンガーが薬指だったのです。
また、サロン勤務時にネイルマシンの練習相手をして下さった先輩ネイリストは
お客様の指の持ち方・誘導に四苦八苦しているワタシに対して
「指の長さや太さ、関節の柔らかさ筋力など、人と違って当たり前なのだから必ずしも
絶対にお手本と同じようにしなくちゃいけない訳じゃない。合う方法を見つけたらいい。」
そう言って「じゃあ、こうやってみては？」と、一緒に合う方法を探してくれたのです。
「答えは１つじゃなくていい。」
先輩の優しい言葉と共に
これらの経験はワタシに大きな学びを与えてくれました。
ジェルメーカー選びも
理想のフォルムも
色んなネイル商材選びも
それぞれ違っているのが当たり前。
それぞれがそれぞれの目的に合っていれば、それはそれで正解になる訳です。
そして大原則だと思い込んでいたルールさえも…
時と場合によっては、そのルールを適応しないことが最善の方法に成り得る可能性だって
もしかしたら出てくるかもしれません。
いろいろあって、いい時だってあるんですね
さてさて、週末に左手のフィルインだけが完了しました
よく聞かれる質問
「フィルインって厚塗りするんですよね？」
うむむ～
あっている部分もあるし、そうじゃない部分もあります。
簡単に説明すれば…
美しいフォルムを目指すことで、ついでに強度もくっ付いてくる感じです。
「Ｃカーブ・アーチ・カットスタイルetc」
フォルムは、前から、横から、上から、ありとあらゆる方向から立体的に見て作ります。
そうしているうちに施術中はいつでも爪を立体的に見る癖がつくので
サイドの塗り残しなんかも減ってきますし、カットスタイルのカタつきなども気付きやすくなり
ネイル施術のクオリティが全体的に上がって来るのも嬉しいオマケです
ワタシの自爪は、反り爪な上にもともと薄いので２枚爪になりやすく裸爪の状態のままだと
２ミリ伸ばすのがやっとなくらいです
ココイストの密着の良いベースジェルのおかげで、ずっとフィルインを続けている左手は
アセトンによる影響でハイポニキウムが乾燥で剥離したりしないので
ネイルベッドは順調にグングン成長してくれますので、見違えるような変化を遂げています
ちょっと分かりにくい画像しか引っ張ってこれませんでしたが…
今から約６年前のセルフジェルネイル画像です。
ネイリスト検定１級に挑戦中の時期になりますので、初心者セルフネイラーだった頃に比べると
ジェルの塗りはだいぶ上達した頃ではありますが、フリーエッジを伸ばした状態でこの長さです。
今とは使用しているジェルが異なります。
自爪にフィットしたナチュラルな付け心地のタイプのジェル施術をしていますので
フォルム補正などはおこなっておらず、ジェルを乗せていても自爪が薄く弱かったので
今のような長さにはすることが出来ませんでした。
でも…
全体的に薄く均一にジェル塗布しているハズなのに
この頃のほうが根元のジェルの立ち上がりの段差が大きいように見えますね
そこにピンポイントで照明が当たってるせいかな…
さぁ～どんなネイルにしようかな～
あっ、まだ右手のベースが残ってた…
ぶつけて折れた右手の中指。
言うこと聞かない使えない左手で、どうにかアクリル乗せなきゃ…
７月のネイルのご予約・レッスンのご予約受付中です。
（７月は金～日曜日が定休日となっております。）
ありがたいことに前半はすでにご予約が埋まっております。
１８日以降の日程をご指定いただきまして、日程をお問合せくださいませ。
施術やレッスンをご希望下さるお客様は
お問合せフォームよりお願い申し上げます。