大切な「気付き」 | 名古屋千種今池ネイルサロン「ネイリストゆきぷぅのネイル部屋」

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主婦ネイリストゆきぷぅのネイルに関するあれこれを色々と綴っているブログです

前の記事には、たくさんのコメントやメッセージをいただき、本当にありがとうございます。


お陰さまでたくさんの「気付き」をいただきました。
ワタシが気付かなかったこと、気付いていたのに受け止められてなかったこと
たくさんあったのだと改めて理解できました。

あの時ワタシは、本当は苦しかったのに、でもそれは頑張ると決めたからには絶対に
弱音なんか言っちゃいけないんだ思うと、自分がもっと苦しくなっていきました。

ブログにはなるべく後ろ向きなことは書きたくなかったけど
でも自分の想いと別の事を書くとそれは真実じゃなくなってしまう。
見栄や理想ばかりを書く意味なんて、このブログにはないハズと
今のワタシのありのままの気持ちを書きました。

記事文章の、前半と後半のトーンが違うのが、読み返してみると分かります。
強がって書き始めているのに、溢れる不安に飲み込まれていったのがよく分かります。




皆さまのコメントから「気付き」をたくさん教えて頂きました。



まず最初の「気付き」は、「捨てること」です。

この歳で、希望するようなサロンで、希望する時間帯でのサロン勤務なんて無理だと
諦めていましたが、有り難いことに全てを理解してワタシを受け入れて下さったのです。
絶対に期待以上の働きをしなければ、期待を裏切ってはいけない、落胆させられない、
そうやって自分を追い込んで「背水の陣」という言葉を選んで意気込んでいたのです。

おそらくサロン内で最高齢のネイリスト。
歳は重ねてますが、ネイリストとしてはかなりの遅咲き。
相手がどれだけ年下の方であろうと、教えを乞い、素直にその教えに従い
ゼロからスタートすると心に決めていたはずでした。

肩に力が入った状態で、自分を追い込んで、必ず期待以上に応えなければならない
そんな考えが頭の中に広がった結果、自分の経験や知識に頼ることが出来れば…
そんな風に思い至っていたように思います。

アドバイスでいただいた言葉
「それまでの経験をいかに活かせるかではなく、いかに捨てられるか。」
ワタシは、全然捨てられてなかったのだと気付きました。

よく何かを学ぶ時にワタシは「スポンジのように吸収する」と言い方を使っていました。
きっと一緒に学んでいる同期の彼女たちは、スクールを出たばかりで経験は少ないけど
持っているスポンジは白く綺麗でフワフワで吸収力抜群なはずです。

ですが今回のワタシは、これまでの知識や経験にしばられて既にたくさんの色がついた
スポンジを持って行ってたのだと思います。同時に古い汚れも溜まっていたと思います。
既に色んな色を吸ったスポンジは極端に吸収力が低く、もしかしたら軽石のように固く
柔軟性を失っていたのかもしれません。

これまで学んできたこと、学ぶために注いだ努力や労力、掛かった時間、掛かったお金。
それらの積み重ねの上にワタシは成り立っていて、自分に自信を持つためにそれらは
ギリギリのところでワタシを支えていた大切な砦のような存在だったんだと思います。

でも今回はそれらは全部捨てて、ゼロのワタシからスタートしなければならないのです。
そのことの本当の意味がようやく理解出来たのだと思います。



次の「気付き」は、「素直」です。
結構簡単に素直という言葉を使っていましたが、真に素直になれていなかったのです。
素直って難しいってことを今更理解し始めました。

今回のことを旦那君に相談した時に彼は
「先生が、ちゃんと丁寧に教えてくれているのに、どうしてそれを守らないの?」
「素直さが足りないんじゃないの?」
そう言いました。いつもなら反抗しちゃうのですが今回は確かにその通りだと思いました。

何とかして期待に応えたい。
だからてっとり早く過去の経験を活かしたい気持ちが、素直さの邪魔をしている。
「少量のジェルで」と言われてるのにムラを隠すためにジェルを足していたワタシ。
指定されたことが出来ないことを、過去の経験や知識に頼って繕おうとしていたんだ。

コメントでいただいた言葉「出来ないのは恥でもなんでもない」
ワタシにはこの気持ちが足りなかったのだと思います。

「正解が見えていないのではなく、まだ新しいことに慣れていないだけ。」
この言葉をいただいて、心が軽くなるのを感じました。
ジェルなんてメーカーごとに、やり方なんて全然違うもの。真反対のことだってあります。
だから初めて扱うモノなら、知らなくて当たり前、出来なくて当然なんだってこと。
そう頭を切り替えれば、これまでの拘りを捨てて、素直に新しいことを受け入れられる。


コメントにもいただきましたが、
ワタシを採用して下さったサロンには素晴らしい教育のシステムが構築されており
ネイリストとしてデビュー出来るまで全力で支えてくれます。
現在受けているトレーニングも外部に受けにいくと、相当な金額を払うことに
なるであろう内容であり、またその内容を指導する側の技術もトップクラスです。
投資してもらい育ててもらえている今の環境は、とても恵まれています。

そのことを充分に理解出来ているつもりでしたが、そこもまだ足りなかったと思います。
このような環境の中でサロン勤務を始めることが出来ることにもっと感謝しなければ。




サロンに就職するにあたり面談をして下さった男性スタッフの方が
「守破離(しゅはり)」と言う言葉を教えて下さった事を思い出しました。

茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つを表している言葉で
まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まります。

その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、
より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」

最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立ち
型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。

まずはネイリストのサロンワークも「守る」ことから始まるということ。
これまでのキャリアや知識、経験なども大切なものであることに変わりはないけれど
新しい環境において教えを乞う段階では、指導された内容を「守る」に徹すること。

ワタシがやっていけるか心配して下さっていて、心構えを前もって教えて下さって
いたのに、ワタシは本当の意味では理解できていなかった。でも今はもう違うはず。



ただ1つ、自分自身で気付けた「郷に入らば郷に従え」ってこと。
ただ単純に言えば、シンプルにそういうことなんですね。


怖いという想いが邪魔をして月曜日は、丸1日何も練習することが出来なかったですが
皆様からのアドバイスで気持ちが整理することができ、火曜日からは練習を再開できました。

指導を受けた通りに、薄く薄く仕上げたフローター。
苦手なベージュのワンカラーは、まずは塗り易くムラになりにくいココイストから練習。
でも自爪のフリーエッジ部分が反ってるから、表面の光の筋も、ちょっと曲がっちゃう。

全てのジェルを薄塗りしながら、どうやって滑らかな表面にするのか、次に質問しよう。
浮かんだ疑問は、自分が持ってる知識で解決しようとせずに、分からないと素直に言おう。




お恥ずかしい話ですが、日曜の夜からずっとお腹の調子が悪く外出できませんでした。
特に何かの病気や、食べたものに原因がある訳でなく、精神的なものからくる症状でした。
でもメッセージやコメントでたくさんの気付きをいただいてから、嘘のように治まりました。

多分それが「濃い霧が晴れた瞬間」だったのだと思います。




まだ挑戦は始まったばかり。
こんなところで挫けてちゃ、ワタシが目指す先には絶対進めない。
この挑戦を決めたのは自分なのだから、ワタシは絶対自分自身に負けたりしない。



ご心配をお掛けしました。
そして本当に有難うございました。



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