手術編14眼瞼下垂手術(眉毛下皮膚切除)の皮膚切除〜止血について | 神谷ゆきのオキュロ眼形成研修ノート

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2023年4月からOFC東京で眼形成研修を開始した眼科医です。毎日学ぶことが多くたくさんのメモをとっています。このノートが眼形成が日本のインフラとなることに少しでも貢献できると幸いです。

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さて、今日は眉毛下皮膚切除の皮膚切除〜止血までです。本日もよろしくお願いします。前回同様手術場面を載せておりますので、苦手な方は見ないようにお願いします。

皮膚切除について

内側から皮膚切除を開始する

→出血が流れ込んで邪魔になるのを防ぐため

眼輪筋を傷つけないように眼輪筋の直上で剥離する

→チョキチョキとハサミの音がするときには層が浅いか、瘢痕を切っている

睫毛側の皮膚切除の時と同様に適切な層で切除を進めると抵抗が少なくスプリング剪刀がすーっと入っていく

Layerを確認して層間剥離を心がけると出血を少なく抑えることができる

剥離面がしっかりと見えるように垂直方向に持ち上げて剥離し眼輪筋を温存する

→上縁なら下方へ、中腹なら外側へ皮膚を牽引する

 

 

通常は皮膚切除が終わってから止血するが出血が多い場合には適宜止血しながら剥離を進める

 

皮下脂肪層が残るとUnderminingにならず、創部がEvertしないためしっかりと切り取るようにする

 

止血について

 

皮膚切除後にバイポーラを用いて止血を行う

バイポーラは通電時に生体の抵抗によって組織の温度が上昇し、その熱によって組織が縮むことにより血管断端を締めて止血する

バイポーラは開いて使う

→閉じると両極間の距離が狭くなり出血点を挟みづらくなる

ガーゼで拭き取り血液が溜まっていない状態にしてから焼灼する

→血液があると通電しても血液が凝固されてしまうので焦げができる

焦げは絶縁体となり電気を通さないため凝固の妨げとなる

ガーゼで拭くときは擦らない

術後創内出血の元になるのでしっかり止血する

皮下血管網の止血は皮膚のダメージになる可能性があり、止血し過ぎに注意する

 

 

本日のブログのPDFです下矢印

 

 

今回も前回同様以下の2つの動画を参考にしています。

①https://youtu.be/TwK76W-p7go?si=SPN1DJTmp9RHsgX3

②https://youtu.be/TwK76W-p7go?si=cyicT9UiC1EGMX5r

 

以上です! 次回は眉毛下皮膚切除のポイントである縫合についてまとめます。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!!