こんにちは



「①寒さがゆるんだ

2月の通院の日」の続きです


前回のお話 



あわせて読んで下されば幸いですにっこり






PC膠原病内科診察中…





主治医の先生は、モニターを見ながら

私の採血、採尿の結果を解説した。




「検査結果は全体的には悪くないよ



腎機能がちょっと下がっているけど

タンパクはおりていないし、様子を

見よう




補体は下がったままなんだが



白血球は上がっているし

他もいい」





先生と一緒に、よく見えない

モニターの画面を見たあと、私は

机の上にある検査結果の紙を見る。




正常値だが、白血球が炎症を

起こしていた時と同じくらいの値に

上がっていた。



しかし、

CRPはわずかに上昇しただけで

正常値だった…





私は頭をひねる…えー?


(また何かの炎症じゃないの?)




後で思えば、恵方巻きを食べて

便秘でトイレで唸っていた後で…


それに採血の日には

なぜか肺がチクチクしていた。





「あの、前に気にしなくていいって

言われたんですがショボーンあせる




「?」




「尿に泡がちょくちょく出てきて

もしかして糖尿ではないかと…」




「いや、タンパクも降りていないし大丈夫」




「なんか、疲れている時に、

よく泡が出るんですショボーンあせる




なんだか…シモの話ばかりで

恥ずかしいな~っと思う私ぼけー







「でも、体調、

今まで一番いいんじゃない?






PCを操作していた先生は、くるりと

こちらを振り向いて、にっ、と明るく

言ってきた。




私は頷く



「そうですね、下痢がひどかった時に

くらべたらいいですニコニコ




不調はないでもないが、これ!と

ハッキリ訴えるものはなく、

私はこれ以上は何も言わなかった。






「次回は…、ちょっと開けようか。

2ヶ月後で」



いいね?とこちらを見る





「はい」




私は次は間隔が空くのを予期して

いたので、素直に返事をした。




「次は、○月○日、

同じ時間に入れとくから」




はい、と私は頷く。





私、朝イチが好きだと

思われているのかな?ぼけー




主治医の先生の言葉は、




朝はちょっとゆっくり話せるから

朝のこの時間に来なさい




そう言って下さっているような

気がして



…いや、ただ、雑魚🐠を早く

片付けたいだけかもしれないけどぼけーもやもや







シェーグレン軽症と言われ

その後、SLEになってしまった

経緯もあるから


爆弾背負ってるかもしれないから

警戒して下さっているのかなぁ…

…なんてね





朝起きて、ご飯食べて

電車に乗って…



3時間後には先生と話している

通院の日





正直、眠いしキツイけど


たまには午後なんかもいいなって

思うけど…




やはり人が少ないこの時間は

嫌いではなく…







スニーカースニーカー




「ありがとうございました」




私は先生にお礼を言い、

診察室を出た。





今回もお薬に変化はなく



先生の口からは自己注射の話は

全く出てこなかった…






その後の先生の患者を呼ぶ

アナウンスは回転が早く

声は明るく、軽快そうに聞こえた




次の患者さんも安定してたのかな照れ花







太陽



帰宅時には気温が上がり

暖かくなっていた





快晴で空は青く


まだ2月だというのに

季節外れの暖かな日射しが照りつけ

マフラーを巻く首が少し汗ばんだ





だけど、公園の桜の枝の花芽は硬く

春の訪れはまだまだだよ、と言いたげで…






急いで帰宅してセーターを脱ぎ

マフラーを巻かず、肩のリハビリに

整形外科へ






暖かな日射しの中、春を待ちきれなく

切った髪は少し早く…



時々首筋をなでる風はまだ冷たく

身をすくめる





その冷たさは、ぽっかりと1人

置いていかれたような…



よくわからない虚無感が襲い、

打ち消そうと、コートのジッパーを

上にあげ、とにかく急いだ






紫外線を避ける為に日傘をさして歩く





影が濃かった



日傘をさすと、日陰で肌寒く

通りすがりの人がチラリとこちらをみる



私自身、冬に日傘をさす矛盾に

なんだかな、と思ったニヤリ








スニーカースニーカー




整形外科から帰宅すると、

冬の間、全く咲かなかったパンジーが

咲いていて


綺麗な色だな、と嬉しく思った









…頑張ったら、何か体調不良が

出てきて、病院にふりまわされる

数年間だった




でも、膠原病由来とはいえず

増薬することなく、なんとなく

過ごしてきた






体調、今までで一番いいんじゃない?





ちょっと嬉しそうな主治医先生に

はい、と言ったけれど



正直、本当に体調が良いわけではなく



かといって、体調が、ものすごく

悪いとはいうほどでもなく…




なんとなく…

なんとなくなんだ、私はぼけー





疲れやすいのは変わらず

体力がないのも相変わらず



すっきり体調良くなりたいけれど




SLE患者として、贅沢な悩みなのは

わかっているけど…







母は、あちこちしんどいのは

老いだよ、


誰でもなる、と言う





老いなのか




じゃあ、20代後半からずっと

しんどかったのも頑張れなかったのも



…老いだったのか…?








…でも、よかったよ



私、大丈夫だって先生に

言えたから




迷惑かけずに済んだから





先生もそんな私を安心したのか

ほっとしたように見えたよ





 


余計な事しなくてすんだから

きっと安心したんだね



食事も最近、量が増えたから

低かった数値も、良くなっていたし


やっぱり、低栄養だったんだね





緊張してなんとなく、先生の方は

あまり見れなかったけれど


チラっと見たとき、マスクから

見えた横顔は痩せていた気がしたよ





…神経すり減らしてるんだろうな





命預かっているんだもんね









…そういや




先生、何も言わなかったけど

来季もいてくれる…?






…そうだと、いいな…







夕方…そんな事を思いながら

疲労感に耐えられず、爆睡する

私なのでした大あくび





おわり




この話は、通院当時にあった本人の目線の

話です。主治医の言葉は、私の記憶違い、

解釈違いの可能性があり、本人の気持ちも

当時のものを書いています。

(投稿日時、2024 02.29)





お薬(膠原病内科)


プラケニル

マグミット

サラジェン

ミヤBM



膠原病内科血液データ(一部) 

採血日2024 02.09


白血球 35.8→41.7/μL

赤血球 379→382万/μL

異型細胞 0.1→0.1/μL

総リンパ球数 942738μL

MPV 6.6fl

Neutro 73.4

Lympo 17.7

AST  19→19U/L

ALT  11→11U/L

CRP  0.03→0.6mg/dL

免疫グロブリンG 25612602mg/dL

血清補体C3 4747mg/dL

血清補体C4 1010mg/dL

eGFR 80.7






ここまでお読みくださり、

ありがとうございましたふとん1ふとん3


2024 02.13