自分の音、自分の音楽がスキ? | フィンランド在住のヴァイオリン弾き

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フィンランドよりお届けする音楽とお酒の話

さて、、

シリーズ第1章は、

“音を記録する事”についてです。

 

image❄️ウニケコshot❄️
【凍った海の上で】

 

2016年〜18年ごろ、

大変ありがたい事に、クラシックからポップス、現代曲まで、様々なレコーディングに参加させていただいてましたアップ

 

どれもとても記憶に残っていて、

ライブとは違う楽しさで、

面白くて新鮮でしたおねがい

 

でも、、、

本当に私の音でよかったのかなぁ、

もっと上手に弾きたかったなぁ、

と、いつも心残りがあったのですうーん

 

 

 

録音技師さん(エンジニアさん)のひと言

あるレコーディング終了後、

エンジニアさんにさらっと言われた言葉。

 

「今しか出せない音があるから

音は残しておいた方がいいよー。」

 

、、、、、

いやいや!!そんな怖い事ゲッソリ滝汗ポーン

そう、その時の私にとっては、

自分の作品として音を残すなんて恐怖でした。

 

 

しかも舞台上が大好きだった私は、

ライブが何よりも大切で、

「お客さんの呼吸や会場の空気感があってこそ

ライブが成り立つわけであって、

録音スタジオでは私の好きな音はきっとでない!

やっぱりライブでこそ、私の音楽ができるんだ!」

 

、、、とこのように、、お恥ずかしながら、

こだわりがあるんだ、と勘違いしていましたネ真顔

 

ところが、、

そのエンジニアさんの一言が

私の中でジワジワと浸透してしていきます。

目今しか出せない音目

そこから少しずつ気がつきます。

 

・小さなミスが録音に残ることが怖い、

・自分の技術、自分の音に自信がない、

・自分の集中力が乏しい

 

集中力については、
本番の時って聞いている皆さんの集中力を借りる事ができるんです。
自分の力以上のパワーを発揮できたりする。。これってすごい事ですよね❤️

 

ライブにこだわっていたワケが見えましたね💦

 

 

 

  

 

自分の音を録音する

ところで、、

皆さんは動画などで自分の声を聞いた時、

「私ってこんな声なの?!恥ずかしい滝汗

「思っていた声と違う!!ポーン

みたいに感じた経験ありますか?

 

私は、自分の楽器の音でそう感じていたんです。


学生の時は、

レッスンで言われた事の復習、

次の演奏会のための反省、

といった勉強のための録音ばかりでした。

公開されず自分しか聞かない、

粗探しをして、見直して、課題を見つける。

 

あしあとマイクの向こう側で人が聞いてくれることを想像できなかったのです。あしあと

 

当時の私の耳耳は、

せっかくの楽しい空間で弾いている音よりも、

書いてある音より少し低かった、高かった、

という事から離れられず、

レコーディングの醍醐味である、

音を記録する喜び、については

全く気がついていませんでした。

 

もちろん反省は必要で、今もチェックはしますが、

どこを聞いているか、が問題でした。

 

❤️これらの事に気づいてからは

楽しいことばかり❤️

自分の声に恥ずかしくなる、あの感覚もありません!

 

長くなりましたので

続きは次回、

記録する喜びに変わるまで

を綴ってみたいと思います。

 

 

 

ほとんどのアーティストさんはこんな所でつまずかないでしょうけどニヒヒ

少し恥ずかしいけレドCD製作考え始めた日の事から赤裸々に書いてみました。笑

よろしければまた遊びにいらしてください。

 

 

Yuki音譜