年越しを振り返って | 坂本祐祈 Official blog「和ころ日記。」Powered by Ameba
今日のお昼に再放送のあった日本の芸能♪
一年の日本の古典芸能界を振り返ることができました。




古典芸能玉手箱はロバートキャンベルさんを講師に迎え、
「年越し」について教えて頂きました音譜



教室となったのはとってもおしゃれな「森の図書館」。



ホットのオレンジジュースを頂きました♪焼きミカンのような味でした目
コースターには森の図書館にある本のタイトル「神様と1ルビーの指輪」。
私が座った椅子の隣にこの本があり、偶然に驚きました!!
コースターを見て、本を探すのも楽しいかもですね音譜

さて、年の瀬にちなんでキャンベル先生から教えて頂いた3演目。

コスモス歌舞伎 文七元結 (ぶんしちもっとい)
博打好きの長兵衛が多額の借金を年の瀬に抱えて夫婦げんか。
それを何とかしようと娘が身売りをしようとするのですが、
それに同情した郭(くるわ)のおかみさんが長兵衛にお金を貸してくれる、、、その帰り道に
色んなハプニングが起こってとても感動的な終末となるお話しです。
年の瀬に、借金を返済しないと年が越せない。というのは、
江戸時代の人々にとって命にかかわる重大なことだったようです。

ちなみに、元結は、男性のちょんまげ、女性の日本髪を結った紙ひもで、
元禄時代に「紙漉き職人の桜井文七さん」が丈夫な元結を開発し、大ヒット。
「文七元結」として全国にひろまったそうです。
この作品は江戸時代に初代 三遊亭圓朝によって創られた人情噺で、
名前の由来はこの文七さんからきているそうです。


コスモスお正月の晴れやかな気分を踊る「羽の禿」 (はねのかむろ)
おめでたい印象の華やかな舞踊ですが、
遊郭に預けられた子供がつらいことも多い中、数少ない
お正月の休みに羽根つきをして遊んでいる、という一面もあるのだとか。
そう考えるとおめでたい中に切なさも感じます。

コスモス曽我兄弟の仇討ちを描いた「寿曽我対面」 (ことぶきそがのたいめん)
父のかたき討ちのお話しがどうして年の瀬にゆかりがあるのかな?
と思いましたが、兄弟が敵討ちという「大願成就」を果たしたことや、
舞台が華やかで鶴、亀、富士山などのおめでたいもの尽くしなことが
「お正月らしさ」に繋がっているということでした。



時代背景も含め、その姿を残しつつも変わってきている「年越し」の日本の文化。
当たり前に思える「年越し行事」をありがたいなーと感じる新年今日この頃です。

長くなりましたが、
2年間色々と学ばせて頂いた古典芸能玉手箱。
今年は学ぶだけではなく、私なりに少しずつ発信もしていけたらいいな♪と思いますキラキラ


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