「喜びの鐘」作曲にあたって | アルピスタの道!(塩満友紀のアルパブログ)

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「アルパ」はスペイン語で「ハープ」を表す言葉です。
南米で民族楽器として親しまれているアルパは、「ラテンハープ」または「インディアンハープ」とも呼ばれます。

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皆さま、こんばんは。

秋空を楽しむのも束の間、一気に冬の風を感じられるようになった朝でした。

 

今日の更新では、2ndCD"Fantasía(ファンタシア)"CDの制作秘話的な(?)話をしたいと思います爆  笑

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CDタイトルはいろんな思いを乗せつつ、"Fantacías de Pérez(ファンタシアス・デ・ペレス)"から貰いましたが、動画をご紹介している"Las campanas de alegría(喜びの鐘)"も、このCDの中核となっている1曲です。

(もちろん、全曲私にとっては大切な曲なんですけれども。笑)

 

というのも、この曲、実は前回のCDを作成した頃か、その直後くらいにはもうできいた曲なんです。

なんですが、一切お披露目されることなくここまで眠らされていました。

 

 

誕生のきっかけとしては、さかのぼることxx年‥‥私が中学生・高校生のころニヤニヤ

キリスト教の私立学校だったので、部活動のひとつとして、ハンドベル部があったんですね。

 

当時、ハンドベル部のクオリティがすごく高かったんですよ。

私は合唱部だったのですが、ハンドベル部ははす向かいに部室があって、クリスマスの時期にはお互い校内外で演奏の機会があり、合同演奏することもある仲でした。

 

 

そんな青春の思い出から、そのハンドベルが青空に響き渡るようなイメージで作ったのがこの曲です。

(実は、ハンドベルと共演できるよう譜面も作ってあるという‥‥。笑)

作曲した当時は「鐘の音は高らかに」という仮題をつけていました。
 

我ながらいい曲ができたなぁと感じていたので(イメージ通りであるという点、そして、パラグアイポルカらしいという点から)、「これは然るべきとき・然るべきところで発表したいなと懐で温めていました。

そんなうちに2ndCDを作ることになったのでしたが、それまでのあいだに、ヨーロッパの大きな街で教会の鐘を教会内で・教会のすぐそばで生で聴いたり、国内で何回かハンドベルの演奏会に行ったり‥‥

すこしづつ曲のアレンジが加わっていきました。

 

そして去年、コロナ禍とともに暗雲立ち込める自粛ムードが世の中に訪れました。

ひとと会う機会が減り、大声で笑い合うことがなんとなくしづらい胸が苦しくなるような重たい空気感。

街を行き交うひとびとの表情はみんな笑顔で隠されてしまって‥‥。

 

 

‥‥でもきっと、また顔と顔を見せあって挨拶を交わせる日々は返ってくる。

 

 青空の下、平和の鐘の音は、ひとびとの笑い声を乗せて町中に広がる。

 

 

 

そんな新しい思いをのせて、皆様のお手元にひとつ完成形として"Las campanas de alegría(喜びの鐘)"を届けることになりました。

 

 

 

ちなみに、"Alegría"という単語は、ベートーベン交響曲第九番合唱付き「歓喜の歌」の「歓喜」を示す言葉としても用いられています。

 

 

 おお 友よ、この調べではない!

 もっと快い、喜びに満ちた調べに、ともに声をあわせよう

 

 

そんな日を待っています。