僕の目の前には大荷物を抱えたおじさん。
受付のおばさんが
「荷物預かりましょうか?」
の日本人的おもてなしに
「大丈夫ですから。」
と、そそくさと入場してしまった。
ここは六義園。
駒込駅をでてすぐ。
都心なのに森があって、整備された庭園、手入れされた盆栽、何種類もの鳥たちがチュンチュン、カーカー、キーキーと鳴く。
「金沢の兼六園行きたかったけど、
東京にあるし、入園料300円だし、人少ないし、マンキー沢山出るし。」という若者
「景色が変われば走れる走れる〜」
草履を履いた7歳と思われる女の子が洒落た言葉を使いながら走り回り、お母さんと謎の女性が我が子の成長をカメラに収めようと追いかける。
「パパポケモンgoのために生きてるんだから」
と6歳の男の子にすごいことをいうお父さんと冷めた顔で見るお母さんに銀杏を拾う妹。
女の子
「カメちゃんニ匹おるよー。食パンあげるよー。」
祖母
「これはフランスパンですから」
と孫を連れた祖父母。
60歳のおばちゃんが放った
「あと子ども1人欲しかったのよー!」に
広島カープ緒方監督の奥さんの
記者「お子様は何人位、欲しいですか」の問いに
「子どもが好きなので、腰の骨が砕けるまで生みたいと思います」
を思い出す。
会話を盗み聞きしてはにやにやして
マンキーを捕まえる。
あ!!
入り口にいたおじさん!
おっきい荷物はカメラだったのか。
写真をとる姿を撮る。
カオナシみたいだ。
良き日曜日でした。
青峰佑樹☆彡