朝起きてお墓参りにいってきた
去年の8月から毎月欠かさず行くようになった
なんかパワースポットみたいな所で
会ったことないけど、知ってる人のお墓参りは想像が膨らむばかりで
毎回行くたびに擦り寄ってくる
曲がったしっぽの茶白猫
きっと猫になったんだな、おじいちゃん
お墓掃除をするおばあちゃんも擦り寄ってきた
毎年命日になると高知県からくる夫婦がいると教えてくれた
電話でその事を伝えたら
何十年も一緒に仕事をしてた人と聞いて更にワクワクして
お墓掃除のおばあちゃんに伝えると嬉しそうに、またその夫婦のことを話し始めて
楽しかった。
お墓参りをするようになって
お花屋さんのお姉さんとも仲良くなった
千円で両手いっぱいに花を包んでくれる
僕の癒しの存在です
5年前の今日といえば
東日本大震災があった日。
先日気仙沼市にいってきた
なにをするわけでもなく
ただただ道草をする
おばあちゃんと仲良くなり
ヨモギを採るのを手伝った
小一時間ぺちゃくちゃしゃべりながら
疲れたらベンチに座り、手もみ肩もみ
花粉で鼻水が止まらなくなるおばあちゃんの鼻にグミを詰めようとして
無邪気におどけながら笑うおばあちゃんに目を輝かせた。
僕が初めて気仙沼に訪れたのは
東日本大震災から3ヶ月が経ったとき。
おじいちゃんと仲良くなった。
そのおじいちゃんは津波でおばあちゃんを亡くした。
「大切な人に、日頃から感謝の気持ちを伝えるんだぞ。いなくなってからじゃ遅いんじゃ。後悔しか残らん」
あの時のおじいちゃんは
今、なにをしてるのかな。
そんなことを思いながら
整備された港、道路、転々と建つ家を見つめる。
それでもまだまだ空き地だらけで。
所々に残る家屋の土台は
そこにあったはずの家族の団らんを
思い起こさせる。
3月11日。全てが消えた。
そして今少しずつ築かれる。
あの時、あの場所で起こったこと
しっかりと刻むことができたかな。
見えないけど、見える気がして。
いないけど、いる気がして。
そんな毎日を僕は送っています。
あ、おじいちゃん
青峰佑樹☆彡=