大切な人への告知 | You can 〜病と向き合う〜

You can 〜病と向き合う〜

HIV感染者の闘病記録
まだ一生付き合っていく覚悟は持てないけども・・・
同じ境遇の方いましたら宜しくお願いします。

どうもこんばんは。

そして今日も体調は変わらず。

当たり前に過ぎていく毎日だけどこの当たり前にも感謝です。



実は先日また一人、大切な人へ病気のことを伝えられました。



その人は学生時代の友人で今は結婚して家庭を持っています。


家庭を持ってから前みたいに会うことがなくなったのですがお互いの誕生日や節目には連絡を取り合う仲です。


そんな彼から久しぶりに会おうと連絡があり、この機を逃すまいと僕のことを話す決意をしていました。



よく学生時代に通っていた喫茶店で合流。



お互いの近況報告をしながら時間が経ちました。

気がつけば10年くらい会えていなくて話すことは沢山。


結婚生活の愚痴。笑

家庭を持つって幸せそうな反面、色々あるんだなと思うけど僕は彼がとても羨ましく感じます。


微笑ましく思いながら彼の愚痴を聞いきながら…

病気について切り出すタイミングは難しく…。


でもさり気なく病気になったことを伝えました。











彼に伝えたことはやはり正解でした。




何も言わず、病気のことを聞いたから彼は泣き始めてしまい…

彼につられ僕も涙が溢れ出しました。



「もっと早く教えてくれればいいのに。」




「死なないんだよね?」




「病気を移した奴をボコボコにしてやりたい。」




人は一人では生きていけないというのはよく聞きますが、彼の優しさを痛感しましたね。



僕の話を自分のことの様に長い時間を掛けて聴いてくれました。


そんな人がいてくれることにも感謝をしなきゃなと。




そこから場所を変え、お酒を飲みながら翌朝まで語り続けました。笑


オールとか学生ぶり。

まだまだ若いな。気持ちだけ。




HIVって彼も言ってたけどよくわからない病気だという感想。

これは僕がこの病気に罹る前と同じでやはり世間には正しい知識が認知されていない病気であることを再認識です。

 

 


「性病」




と大きく括られがちですが奥が深い病気で誰でも感染のリスクがあることをもっともっと知ってほしいな。



僕にできることをしっかりやっていこうと思います。

これは友人との約束でもあります。



今はとても晴々した気持ちです。