You can 〜病と向き合う〜

You can 〜病と向き合う〜

HIV感染者の闘病記録
まだ一生付き合っていく覚悟は持てないけども・・・
同じ境遇の方いましたら宜しくお願いします。

どうもこんばんは。

また、前回の投稿から空いてしまいましたが僕は元気にやっています。


梅雨を通り越して夏が来た感じですね。

毎日暑いけど、これからジメジメした季節に入ります。少し憂鬱になりますが、雨の日もたまには好きだったりします。





今年はあと少しで半年が経過しようとしていますが、本当に色んなことがありました。


未だに受け入れられない現実と向き合いながら、毎日何とか過ごしています。



何もしていないとやはり考えてしまうのは母のこと。



仕事をしている時は少しだけ気が紛れますが、1人になるとぼーっと考え込んでしまいますね。






なので最近はジムに通い始めました。

元々身体を動かすのが好きでしたが社会人になってからなかなかそれもできず…。


ほぼ毎日、ジムで身体を鍛えながら家に帰ってすぐに寝る。

そんな生活が定着し、心も身体も健康になった気さえします。



この半年、母と祖父の死を経験して色々考える毎日でした。


突然大切な人とのお別れが来るなんて思ってもなかった。


今はしてあげようとしていたこともできず、感謝の言葉も伝えることはできません。






当たり前のことですが、大切な人がいつ自分の前からいなくなるなんてわかりません。


それはずっと先かもしれないし、明日かもしれない。



大切な人への感謝は思ったときに伝える。

残された大切な家族にはそうしていきたい。



僕の病気のこと、HIVであることも伝えられませんでした。



お母さん、手紙読んでくれたかな?


本当は直接伝えてあげれれば良かった。

そしてどんな言葉であっても声を掛けてもらいたかった。





もう心の中でしか会うことはできません。


その母はいつも笑っているけど何も話してくれません。



だから伝えたいことはタイミングを逃さずですね。

後悔ばかり。



たまにジムを休んで考え事しながら過ごす1日も悪くない。


のんびり、僕らしく頑張ってます。

こんばんは。

今日は急に寒くなりましたね。

季節の変わり目なので体調には注意していきたいものです。

僕は変わりなく毎日過ごせています。




実は先週、祖父を亡くしました。

大切な人を続けて失う悲しみはそう経験することのないもので戸惑う日々を送っていました。


祖父は厳しくそして優しい人でした。

一緒に住んでいて、いつもは厳しかったけど何も言わず僕の好きなおもちゃやお菓子を用意してくれたり。


でも悪いことをしたら決して甘やかさず、叱ってくれて厳しく育てもらいました。


僕は進学のタイミングで実家を離れて暮らしていたのでたまに節目で会うくらい。


会う度に


「ちゃんとご飯食べてるのか。」

「身体にも気をつけろよ。」

「じいちゃんも頑張るから。」


とそう言って背中を押してくれました。


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そんな祖父も急に身体が弱ってしまい、入院を繰り返すようになり、最後に会えたのは3年くらい前でしたね。



弱りきった身体で、そして弱音を吐いたりしない祖父でしたが流動食を上手く食べられず泣いていました。


祖父の方が辛いはずなのに

「悠、身体に気をつけて元気にやれよ」


それが交わした最期の言葉だったように思います。





容態が急変したのは今年の3月。


病院に父が呼ばれ、地元に帰っていたタイミングだったので一緒に医師の話を聞きに病院へ行きました。


もうもって1ヶ月。



でも面会は父とその兄弟しかさせてもらえませんでした。



その場でもう会えなくなるのになぜ会えないのか。

強い口調で言ってしまいましたが病院の回答は



「コロナになったら困るから。」


というものでした。



もちろん院内感染で蔓延してしまえば命を落とす方もいるだろうし、病院も大変だと思います。



でも人生の最期が見えている祖父がすぐそこにいるのに、会わせてはもらえませんでした。


一瞬でも空いたかった。

この強い憤りはどうにもなりません。



そして老衰ということで旅立ちました。


葬儀でやっと会えた祖父は、すっかり痩せ細り、別人でした。



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老いは誰にも平等にやってくるものだけど、今までできていたことができなくなっていく、そして忘れていく残酷さ。


お母さんは老いる前に旅立ったけど、僕もお母さんと同じような最期を迎えたい。




おじいちゃんにも結局僕の病気を伝えることはできませんでした。



何で結婚しない?

ひ孫を見せろよ?




それをHIVになった僕は全部諦めてしまいました。

楽しみにしていたんだよね。


おじいちゃん、ごめんね。

そして育ててくれて見守ってくれてありがとう。

どうもこんばんは。

過ごしやすい日が続き、気持ちも明るくなってきました。


少しずつ前を向かなければいけない、受け入れなければいけないことを整理しながら新しい季節を迎えました。



まだまだ時間は掛かりそうです。


HIVに関しては受容しているので今は大丈夫です。






今日はHIVの治療について。

様々な方から頂くご質問の中で多いものを今日は僕の経験を踏まえて改めて残していきます。



まず治療の方法です。

HIV陽性となればまずウイルス量の把握と免疫の数値の回復、維持が目的になるかと思います。



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治療は辛いのではというお声もありましたが人によりますね。


それはウイルス量が著しく多かったり、免疫の数値が著しく低かったりで薬剤の種類も違うと思います。



以前は1日に数剤を何回も内服という時代もあったようですが、現在主流なのは1日1剤の内服です。



今は複数の成分が入ったものが1剤になっています。

薬って凄いですね。



ちなみに僕は1日1剤内服しています。


最近では数ヶ月に1回の注射という治療もあるようで毎日内服しなくても良い時代にも到達しています。


僕もいつか切り替えてみたいとも思いますが注射が怖いので、保留。







これでウイルス量を抑えます。

自ずと免疫力も改善してきます。


ざっくりですが辛いかと言われれば、僕は苦でありません。


薬の副作用はあるのかとお声もありましたが、僕はさほど副作用はなかったように思います。


免疫機能が著しく低ければ、生ものが食べられない人もいるようです。


細菌に感染するリスクがあるからみたいですが僕は幸いにもそのような状況になる前にHIVを発見できました。


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早期発見がやはり1番大切です。


感染当初は慣れないことや不安でいっぱいです。

でもきっと自分の一部だと割り切れる日が来ますね。

今の僕はそんな感じで過ごせています。


ご参考までに。







皆さんこんばんは。

葉桜が目立ち、春が過ぎてまた新しい季節が始まる。

そんなどこかワクワクする毎日を過ごしています。



もう戻れないことばかりだけど、些細な幸せって沢山あります。

毎日、そんな小さな幸せを見つけながら過ごしていきたいものですね。






今日はHIVになってからの体調について。


僕は倦怠感が急に強くなり、すぐに疲れやすくなったのがきっかけで病気の発見に至りました。


疲れやすさがHIVと関係があるか分かりませんが、原因がわからない症状に色んな病気を疑いましたね。


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数年前にあった扁桃腺の腫れや1週間程続いた発熱、全身にできた湿疹の症状からHIVを疑っていましたが怖くて検査せず、放置してしまいました。


今ではそれらが初期症状だったのでしょう。


HIVには潜伏期間があります。

これらの初期症状は自然と回復するようです。

しかし身体の内部ではウイルスが増殖を続け、5年〜10年程でエイズを発症します。

個人差もあり、もっと早くエイズを発症したり10年以上立っても発症しない人もいます。





数年前の症状と強い倦怠感等を踏まえて、HIV検査をする決断ができました。


やはり当時は病気になる怖さより、死ぬ恐怖の方が優っていたからです。



この病気はエイズを発症させないようにウイルスを抑える薬を内服して治療します。


エイズを発症しなければ、状態的には健常者と変わりません。


その辺はまた改めてどこかで残したいと思います。



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感染が発覚した直後は


「もう普通に暮らせない」


そんな絶望感を感じたこともありましたが、現実は違いました。


ウイルス量がコントロールでき、免疫の数値が回復したらあとは何も変わりません。



仕事もできる

運動もできる

お酒も飲める


他にも沢山あるけど、僕の場合は定期的な通院と毎日の内服以外、何も変わらず生活できています。


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病気が発覚し何もかも投げ出してしまう人もいるかもしれません。


先が見えない不安に押し潰されるのもわかります。


でも目先の恐怖にどうか立ち向かってもらいたい。


そんな気持ちで今は過ごせています。

誰でも初めては怖いものですからね。

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皆さんこんばんは。

やっと少しずつ前向きになることができています。


初々しさ溢れる春の雰囲気。

スーツに着られた新社会人たち。

街がとてもそわそわしているようなこの季節が僕は好きです。


しかし大好きな失った人たちを置いてきたような感じで寂しさももちろんあります。



夜桜を観ながらまた新しい季節の訪れを感じるばかりです。





去年から大切な人たちを失う経験が続いてしまいました。


それぞれの想いは僕の胸の中にしまっておきながら、今はなき日々を思い返す毎日です。




少しだけ今日は友人のことを紹介します。






僕の友人は昨年11月に突如この世を去りました。



HIVのことを知っても背中を押し続けてくれた大切な人。







実はHIVになったんだ。



そう僕が切り出した際に、僕より先に泣いてくれました。


「辛い想いを1人でさせてごめん。」




その言葉が今も昨日のことのように思い出します。


いつも適当な人で、そんな人ではなく…

彼のまた違う一面も見ることができました。


どれだけ彼の言葉に救われたか。

計り知れない想いと感謝の気持ちでいっぱいになります。



バイセル


僕の将来も一緒に考えてくれました。


「悠もやりたいことしっかりやれよ。また後悔することになるぞ。そうなったらいよいよ人生終わりだな。」



そんなことを彼なりの不器用な言葉で僕の背中を押してくれました。


どんな時も支えてもらいました。





そんなある日、彼は突然この世を去りました。


突然の心臓発作。



彼の奥さんから連絡を受け、病院に駆けつけましたが彼はもう息を引き取ったあとでした。




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素直に感謝も伝えられなかった。



最期まで僕のことを信じてくれてありがとう。




この病気になり


「お前は悲劇のヒロインか」


「どうせやりまくっていたからだろう」


「HIVとか気持ち悪い。ゲイの病気だ」



そんな心ない言葉も多く頂きました。



すみません、僕はヒロインではないです。

HIVであることを悲劇のようにしてくれたのはそのような人たちのおかげです。


僕は悲劇だなんて思いません。


今まで以上に自分自身を大切にできる毎日を送れて、生きることに積極的になれました。

本当に大切な人を見極めることもできたのかも。





やりまくっていたという発想こそ偏見ですね。



僕が罹患した経緯を話してみたいけど、すみませんこれも経緯が分からないので。


性的な接触が感染経路として多いですが、経験人数は数人です。

いずれもお付き合いしていた人たちだけなので。

その人たちが罹患していた可能性と適切な予防ができていなかったのも原因でしょう。


輸血でも罹患するリスクはありますから、その方々が過去どのような経験をしてきたのかはわかりません。


詮索する理由がありませんよね。


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HIVが気持ち悪いなら関わらないで頂いてもいいですよね。


僕は理解のない人とはむしろ関わりたくもない。




話が脱線してしまいました。


でもここまで刃物のような言葉に立ち向かえるようになったのも彼のおかげです。



生半可な気持ちで発信を続けているわけでもないし、もうきっと弱かった自分もいない。はず。




少し愚痴っぽくなってしまいました。

少しでもご理解頂けたらもっと穏やかに過ごせるのにな。




マナラ トーンアップUV モイスト


友人がいつでも力を貸してくれているようで、僕もまだまだ頑張れそう。


ありがとう、親友。