咳がおさまらず、夜眠れない日々が1週間続いていました。
前日に内科に行って、お薬を出してもらいました。
トラネキサム酸
クラリスロマイシン
モンテルカスト
の3つ。
妊娠8週と伝えて処方してもらいましたが、トラネキサム酸以外の薬は、タクロリムスとの飲み合わせなどが気になったので、翌日の婦人科受診で聞こうと思っていました。
胎芽が大きくなっているといいな、
無事に大きくなってたら、母子手帳をもらいにいこう。
そんなことを考えながら受診しました。
エコー。
胎芽が見えました。
心拍は
とくとくが見えない。
気のせいかな。
医師も探してくれるけど、
やっぱり動いてない。
心拍みえませんね。
大きさも
4.7mm
前回から大きくなっていませんね。
残念ですが、流産です。
カーテン越しにそう告げられました。
あたまが真っ白になりました。
待合室で、旦那さんや母のことが頭によぎり、
このまま自分の中だけでこの事実をとどめておこうかな。
そんなことを考えました。
どれだけがっかりするだろう。
それを伝えないといけないなんて。
でも結局、すぐ伝えました。
今後の流れ。
手術をして、希望するなら絨毛の染色体検査をする。
今後の治療方針をきめるためにも、検査しておいたらいいと思う。
とのこと。
手術の予診表を書いているときに、
喘息の既往を書く欄がありました。
喘息ではないけれど、いま咳がひどくて気管支喘息の薬を貰っていると伝えました。
すると、手術はクリニックではなく、麻酔科医がいる総合病院でしたほうがいい、とのことで、紹介状を書いてもらうことになりました。
予約を入れてもらって3日後に総合病院を受診することに。
その日に手術はしないだろうから、今後の予定は
受診してみないとわからないんだな。
そう思いました。
受診が終わって外に出て、建物の影で涙が溢れてきました。
だめだった。
こめんなさい。
ごめんなさい。
風邪ひいたのがだめだったのかな。
無理したのがだめだったのかな。
初期の流産は卵の問題が多いってよく言うけど、その確率が多いというだけで、私の場合もそうだとは限らない。
だいたい、多い方の確率に私はほとんど入ったことがない。
移植6回目で、やっとはじめて妊娠できたのに。
またこれから同じことを繰り返すんだ。
また同じ結果になるかもしれないんだ。
どん底まで落ちたら、光はまた見えてくるのかな。
そんな心とは裏腹に、身体は身動きがとれるようになったので、
帰りに、ずっと気がかりだったクリスマスケーキを予約して帰りました。
百貨店をちょっとぶらっともしてみました。
心は晴れないのに、
もう身体になんの制限も必要ないんだ。
それからしばらく、現実感がないまま、仕事に復帰し、毎日の生活を普通に過ごしました。