【短歌】毛玉をつまむ | monologue~宥生のひとりごと~

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短歌、はじめました

夕陽ってときどきちょっと酸っぱいね今日のまぶたはさらさらの砂

寄り添って泳ぎつづける双魚宮この夜をまだ終わりたくない

[バランタイン17年]を閉じ込めてチョコにはチョコの憂鬱がある

あたたかな指で触れたら融けそうな雪の画像をふたたびひらく

たぶんきみのコートの色だ右腕に黒く丸まる毛玉をつまむ

少しずつ春です。