【短歌】はつゆめ | monologue~宥生のひとりごと~

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短歌、はじめました

午前四時天候不明 はつゆめの一部始終をメールに記す

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これ以上燃ゆるものなきビル街にとろけゆきたり鉄(くろがね)の骨

鳥が来るよ 大きな鳥が 青黒き翼でビルを打ち砕きつつ

何もかも捨ててお眠り。性別のわからぬひとを腕に抱きぬ

血ではなく汗と気付けば両足にまだ指のあるうつつのからだ

夢で見し街はまぼろし 本棚へ春日井建の歌集を戻す




夢のなかで私の足の指を切り落としたのは鳥っぽい生き物でした。

私の好きな小説の中に、自分で足の小指を切り落とすシーンがあります。
(「エンドレス・ワルツ」というタイトルで映画にもなりました)

作品のモデルは、作家でもあり女優でもあった鈴木いづみ氏とミュージシャンの阿部薫氏。

でもこの夢は眠る前に春日井建の歌集を読んだせいかしら。
なんとなくソドムという街を連想する初夢でした。

悪い夢は人に話した方が良いというので歌にしたのですが…新年早々すみません。。