【短歌】冬の動線 | monologue~宥生のひとりごと~

monologue~宥生のひとりごと~

短歌、はじめました

公園に桜紅葉の散る午後はきみが隣にゐる気配する

石像も裸足の冬は寒からむ風が木の葉を寄せてゆきたり

もし道のなければ池を凍らせて渡りゆかむか向かう岸まで

鮟鱇(あんかう)の肝よりもまだやはらかきわがむらぎもの心をきみへ

純銀のナイフとフォークで音もなく味はふやうな愛は知らざり

からころと転がりゆけりからころと何かがきみの手の鳴る方へ

希望とふ花言葉なる花なればスノードロップいちめんに咲け



今日はまつぼっくりを拾っていました。
色やかたちが少しずつ違うのがおもしろいです。
松林の向こうから海の音が聞こえました。
私が探していた猫たちも、この音を聞きながらどこかあたたかいところで眠っているのでしょう。


( グルっぽの投稿作品を推敲しつつ掲載していますので、一旦コメント欄を閉じます。)