【短歌】ドラセナ | monologue~宥生のひとりごと~

monologue~宥生のひとりごと~

短歌、はじめました

くちづけに抗ふ皮膚のあたたかく骨より他はみなやはらかし

血で喉を潤すやうな人と思(も)ふ 夜には夜の目をしておいで

わが膝に静脈の青を辿りつつあなたの指はどこへ向かふの

緋の色の樹液滲める竜血樹これはいつかのあなたそれとも

さみどりの体液を吹くわが皮膚を掻きむしりたり 夢の覚め際



ドラキュラ短歌のリクエストをいただいた結果がなぜかこれ。

竜血樹はドラセナ属だそうです。
樹液が赤い木って珍しいんじゃないかしら。
まだ一度しか見たことがありません。