【短歌】抹茶プリン | monologue~宥生のひとりごと~

monologue~宥生のひとりごと~

短歌、はじめました

芝桜ほろほろと咲く春の日に小鳥のやうなあなたに出逢ふ

小さき手で顔を隠してしまふ人のついに語らぬ恋愛綺譚

いたづらな瞳がくるり ふるふると抹茶プリンがスプーンに揺る

「さやうならはいはないはうがいいらしい」多くを語らぬあなたの言葉

俵万智第五歌集の『オレがマリオ』濡らさぬやうに傘深くさす





もしも覚えていて下さる方がいらっしゃったならうれしいのですが。
以前「夢のさくら」の記事で触れたご婦人にお会いすることができました。

ご高齢と言ってしまうのは申し訳ないほど若々しくてキュートで素敵な方でした。
いたずらっぽい瞳がくるくる動くのを見ていると、こちらの緊張がするするとほぐれていくのを感じます。
「さやうならは…」は私に向けられたものではありませんが、胸に残っている言葉です。

私が短歌を始めたことを応援して下さり、歌集をプレゼントしていただきました。
とても嬉しく、充実したひとときでした。

また、お会いできますように…。