5月9日


私は元々友人の数が少ないタイプなのでフランス暮らしになってからも自分の友人は本当に少なく、大多数の友人は夫の友人が共通の友人という感じです。


夫の生前はこれらの友人にとって私はあくまでも「友人の妻」なのであろうと考えていましたし、別にそれで構わないと思っていました。


夫の闘病中もとても気遣ってくれて交代でマメにお見舞いに来てくれていました。


その友人達が夫の死後の今は「私の友人」になりました。夫がいなくなって縁が切れるどころか今度は私のことを心配していろいろ声をかけてくれます。私も以前は友人とのつきあいは夫について行く形だったのが今は自分で返事をして自分で付き合うようになり、彼らとの親しみが深まった感じがします。


夫の元同僚達も夫の生前と変わらず食事やバーベキューに誘ってくれるので、私が勝手に「同僚の妻」でしかない関係と決めていただけだったのかなと反省しています。


そんなわけで夫の死後自分の友達が急に増えた感じでとても支えられています。


そして友達っていいものだなとつくづく思います。