2月24日


夫の死去は2月10日でしたが火葬場の混雑のためようやく昨日葬儀が行われました。


教会での葬儀には家族、友人、夫の勤め先関係の人と合わせて50から60人程度と思っていましたが結局130人収容の教会の席が埋まりました。花もたくさん贈られて家に置ききれないほどだったので今日一部を小さなブーケに小分けしてご近所さんにお礼として渡しました。それでもまだまだたくさんあるのでしばらくはきれいなお花に囲まれた生活で悪くないです。


夫は洗礼は受けていましたがカトリック信者としては全く熱心ではなく、ミサに行くのは結婚式とお葬式だけでした。それでも自分の葬儀は教会で行う希望だったのでその通りに。とても良い葬儀でした。


普段のいろいろなことはとにかく段取りが悪く、トラブルの多いお国柄なフランスですが、葬儀屋さんは全てにきちんと手配がされていて素晴らしかったです。


午前中に教会、そのあと火葬場に行き、お骨はそのまま火葬場で3ヶ月まで無料で預かってもらえるそうなのでお任せして近親者でランチ。友人が見つけてくれた素敵なレストランで故人を偲びつつ楽しく食事できました。夕方からは自宅に挨拶に来てくれる方々をお迎えし、夜9時ごろようやくお開きに。長い1日でしたがたくさんの方に囲まれ、励まされてあたたかい気持ちで過ごせてとてもよかったです。何年も会っていなかった友人らとも会え、こんな機会でなければ良かったねと言いつつ再会を楽しむことができました。


こんな人間関係も夫が私達に残していってくれた大切な宝物なのでこれからも大事にしていきたいと思います。


悲しみより人のあたたかさが強く感じられた不思議な一日でした。


納骨はイースターの連休の時に家族の故郷で行う予定です。