2024年2月6日
栄養補給の道も絶たれ、日に日に弱っていく夫。肝臓にも移転して黄疸も出ています。
そんな中、今日は家族も呼ばれて病院へ。癌の広がりが早く、抗がん剤に耐えられる体調ではないということで、予想通り緩和ケアへの移行となりました。主治医、緩和ケアチームの医師、在宅医療チームの人、ソーシャルワーカーの人から丁寧な説明を受け、こちらからも全ての質問をぶつけることができて気がおさまりました。
誰が見ても明らかな状況であるにも関わらずセカンドオピニオンにも協力的で、後に悔いが残らないよう一応セカンドオピニオンは聞いてみることにしました。これは完全に私のためですがそんな気持ちも汲んでくれるのはとても嬉しかったです。
これから残された時間は数週間、長くて2カ月くらいかと言われました。どれくらいの時間になるのかはわかりませんが夫の肉体的苦痛が最小限に済み、できるだけ良い時間の割合が大きく過ごせたらいいなと思います。
子供達(23歳の双子と27歳)も気持ちは同じ。長女から「悲しむ時間は後でいくらでもある、今は楽しい時間にしよう」と言われて確かにそのとおりだなと。
実は病院チームには今まで不満も不信感もあったのですが今日いろいろ話を聞いてすべて納得いきました。
明日は在宅ケアチームが家に来て打ち合わせすることになっています。私の負担軽減のため、週2時間家事手伝いに来てもらえるようでフランスの高い税金を払ってきたのを一気に挽回している気分です。