東京外苑前でやっている、
ダイアログインザダークという展覧会に行ってきました。(以降少しだけネタバレかも…)
ヨーロッパでは20年も前からやっているとってもユニークな展覧会です。
展覧会というより…ワークショップかな?
真っ暗闇の何も見えない会場の中で、
視覚障がい者の方の案内のもと、
最大8人の人たちがチームとなり、
色んなことを体験していく…
というものです。
本当に真っ暗で、
最初は怖くてパニックになりそうだった私が、
みんなと協力しながら真っ暗闇の中色んな体験をしていく中で、
いつの間にか、穏やかな気持ちになり、居心地のいい空間を楽しんでいました。
いくつか自分の中で気づきがありました。
一つは、
終わったあと視覚の素晴らしさを再認識することはなく、どちらかというと、視覚がなくても十分他の感覚で楽しめた、むしろ穏やかな気持ちになれたことです。
特に私にとっては耳から入る情報、
落ち着いたテンポでの優しい声や色んな音に癒されました。
私ってなんてせかせかしてたんだろう。もっとゆっくり人生を味あわないとって思いました。
話し方、動き方が心の方を変えることもあるんだなぁと、個人的には目からウロコでした。
私も足が不自由になったりできなくなったことも多いけど、
それがなくても適応していけてるし、
人生を楽しめるし、
自分次第でこんなにも今の自分を豊かにできるってことを、
もう一度強く、
そしてなにより体と心にすっと、
理解して入ってきた気がしました。
きっと健常者にできることをできない人たちは、この感覚、わかると思います。
もう一つは、
見えないかわりに声掛けを頻発にすることになるのですが、どう伝えたら相手が不安になることなくわかりやすく伝わるのかなぁと、
相手の立場に立つことの大切さを学びました。
思いやりって、相手も自分も幸せにするんですね。
この暗闇の中で感じることは人それぞれ。
その時の自分の状態によっても変わると思います。
だから、
旅が少し違う自分を見せてくれたり、違う世界を見せてくれるように、
この展覧会にいってみるのもいいと思います。
東京に寄る際は
オススメです!
yukie
