先程はこちら千葉県でゴリラゲイ雨が凄まじかったです。雷と暴風雨とヒョウ!車のバイザーが壊れてボンネットも所々凹んでいました。心も凹みそう。道路は街路樹の葉っぱが散らばり草原みたいでした。wwwwww
さて!
新コーナー【天才自閉症のミッキー】
私の実弟の話です。
私は3人きょうだいです。妹と弟がいて4歳下の弟のミッキー(仮名)は知的障害者なんです。
ミッキーは3歳になっても全く会話が出来なかったので、病院へ連れて行ったら
『自閉症』と診断された。
母は3日間、泣き続けました。当時7歳の私は、その時のことを何となく記憶しています。
そして4日目、母は覚醒する!
図書館から大量の本を借りて、本屋さんからも大量の本を買ってきて専門書を読み漁った。
ネットのない時代。『自閉症』って言葉も一般に浸透されてなかったかも。
専門の名医(N先生)を探し当て、片道1時間半かけて電車で通院。(←知的障害児を抱えての乗車って、想像を絶する大変さ)
そのN先生はもうお亡くなりになってしまったけれど
N先生
「ミッキーくんは回復していきますよ。」
「一緒に治療していきましょうね。」
その言葉を信じて。。。
3年後、公立小学校の入学時検診で
特別支援学級を勧められたが、後日、両親が教育委員会まで出向き、普通学級への進学を志願したら申請が通った。(その判断が良かったかどうかは別にして)
週1回特別支援学級に通いつつ、普通学級に在籍したミッキー。先生にも友達にも恵まれた。
その後の人生を端折る(はしょる)と
公立中学 普通学級を卒業(野球部)
公立高校 園芸科を卒業(野球部)
植木職人として地元の植木屋さんに10年以上
現在は食品工場の作業員として勤務10年以上
3歳の頃に全く話せなかった子が、コミュニケーションが全く取れなかった子が、無理やり普通学級に在籍して周りにいっぱい迷惑をかけたけど、今、働いています。今は立派なオジサンですけど。
本当に、未来ってわからないもんですよ。
ミッキーにとっての我が家の子達は、甥っ子と姪っ子。明るくて優しいミッキーおじさんのこと、我が子達は大好きです。とんちんかんで面白いところも含めて、ありのままのミッキーおじさんのことが大好き。
ところで冒頭に『天才自閉症のミッキー』と書いた理由は、ミッキーは半端ない記憶力の持ち主だからです。
ミッキーが小学生当時、実家には電話帳が必要なかった。親戚の番号はもちろん、私や妹の学校のクラス全員の家の電話番号までミッキーが丸暗記。電話する時はミッキーに番号を聞く。便利な子。
また、数年前と数年後のカレンダーも丸暗記してた。○○年○月○日は何曜日?って聞くと、即座に答えてくれて、それが合ってる。暗記してたのか?法則を理解してたのか?不思議。
中学や高校では、スペリングコンテストや漢字テストは学年1位を取っちゃったりする!
でも定期テストの文章題になるとさっぱりわかんないから100点満点で一桁だったりする。
わけわかめ!
自閉症の症状が減ってくると共に、電話番号やカレンダーの丸暗記は出来なくなってきた。
N先生によると
「それが正常、順調ですよ」
それでも未だに親戚や友人や有名人の誕生日を覚えていて(1回聞くと忘れられないのか?)毎年必ず家族全員のお誕生日には『おめでとうLINE』がミッキーから届く。心優しいピュアなオジサン。マメだな、おい。
今後、当ブログにミッキーのネタを織り込みたいと思います。
【天才ミッキーのエピソード】
20年前、実家ではパグ犬のシャラちゃんを飼っていました。
食いしん坊のシャラちゃんはテーブルの食べ物をいつも狙ってる。超ブスカワ
家には たまたまミッキーとシャラちゃんだけ。その時にシャラちゃんがチョコレートを食べちゃったかも??という事件が発生。
シャラちゃんは糖尿病だからチョコなんて食べたら一大事。
ミッキー(当時20歳)は慌てて母親に電話した。
ミッキー
大変だ!
(糖尿病の)シャラが
チョコレートを食べたかもしれない!
母
あら、やだ。。。
シャラちゃん、どんな感じ?
具合、悪そうにしてる?
ミッキー
ちょっと待って。
(受話器から離れ、大声で)
おい!シャラ!シャラ!
大丈夫か、お前?
おい!おい!
しっかりしろよ、シャラ!
(受話器に戻って)
なんも言わない・・※
※シャラちゃんは犬です。
おわり